※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イタリアのヘヴィ・メタル・バンド、ラプソディ(RHAPSODY)が、2002年にリリースした4枚目のアルバム『Power of the Dragonflame』の3曲目に収録。
新年最初の週は、辰年にちなんで竜(ドラゴン)が冠されたバンド、楽曲などをいくつかご紹介しています〜。
「ドラゴン」縛りで楽曲やアーティストを選んでいると、なぜかメロスピ・メロパワ、シンフォニックメタル系のアーティスト中心になってしまいますね(笑)。やはりドラゴンが登場するような架空のストーリーと、この手のサウンドの親和性の良さは、誰もが感じるところでしょう。
1993年にイタリア・トリエステでルカ・トゥリッリ(G)、アレックス・スタロポリ(Key)らによって、サンダークロス名義で結成されたラプソディ(現ラプソディ・オブ・ファイア)。1997年にLMPからデビュー以来、シンフォニック・パワー・メタルのレジェンド、さらにはイタリアンメタルの旗手として、その独自のサウンドスタイルで後進の多くのバンドに影響を与え続けています。
その歴史の中でバンド名の変更という大きな出来事や、幾多のメンバーチェンジを経験し、今やオリジナルメンバーはアレックスだけになってしまいました。ブレずに独自の世界観の中でストーリーの新章を紡いでいるわけですが、やはりファビオ・リオーネ(Vo)、ルカ、アレックスがそろい踏みした初期4枚、「エメラルド・ソード・サーガ」期の勢いとクオリティは別格でした。
いずれも評価の高い作品ですが、とりわけ人気が高いのは「ドラゴン」がジャケットデザインとして乱舞する本作でしょう。ファンの中では代表作に選ぶ方々も少なくないでしょうね。最終章の後編というクライマックスに相応しく、ラプソディにしかなし得ない濃厚極まりないメタルワールドが全編に渡り壮大に展開されていきます。
今回ピックアップした「Power of the Dragonflame」はアルバムタイトル曲に相応しいハイライトと言える、ラプソディ流儀全開のシンフォニック・パワー・メタル・チューンです!
劇的、美麗して勇壮なメロディと息をつかせぬ展開と疾走感。極上のパフォーマンスによるシンフォニック・パワー・メタルの理想を全て盛り込んだ、究極の一撃となっています。こちらもラプソディの代表曲として認識されていることでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!