※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
スウェーデンのヘヴィ・メタル・バンド、ドリーム・イーヴル(DREAM EVIL)が、2003年にリリースした1枚目のアルバム『Dragon Slayer』の1曲目に収録。
新年最初の週は、辰年にちなんで竜(ドラゴン)が冠されたバンド、楽曲などをいくつかご紹介していきましょう〜。
ということで、デビュー作のタイトルからして「ドラゴン」が入っていたドリーム・イーヴルです。以前にメタルタイトル括りでも取り上げていましたね。
現代メタルシーンを代表する名プロデューサーの一人、フレドリック・ノルドストロームが、自ら理想とするメタルを具現化するために立ち上げたドリーム・イーヴル。そんなに昔のバンドのイメージがないので、デビューから早20年以上とはなんだか早い感覚がします。
のちにオジー・オズボーンに見初められたガス・Gの才能に、いち早く目をつけたフレドリックですが、やはりガス・G在籍時の初期3枚こそ必聴盤でしょう。中でも1枚選ぶのであれば、楽曲のクオリティの高さからも本デビュー作を選びたいですね〜。
新世紀に入り、北欧ではハンマーフォール辺りに代表される新世代のバンドの台頭によって、ピュアなメタルが復権したわけですが、ドリーム・イーヴルの場合、メロパワに逃げないより正道でピュアなヘヴィ・メタルを奏でていたところに好感が持てました。
数多の有名メタルアルバムをプロデュースし、メタルとはなんぞや?を深く別角度から理解するフレドリックだけに、自身がプロデュースしてきたメロデスではなく、あえて正統派メタル路線を選ぶとは、いい所に目をつけたな〜と思わされましたね。
そして、アルバムタイトルだけなく、楽曲にも「ドラゴン」のワードが登場するのが、今回ピックアップした「Chasing the Dragon」です!決してスピードにも逃げることなく、きっちりスコーピオンズ風の叙情的な正統派ヘヴィ・メタルにまとめ上げた佳曲に仕上がっています。
オープニング曲ですが、ガスGの流麗&美麗なギターが唸りを上げるイントロ一発で、これはもう名盤を確信!させられましたね。流石の優れたサウンドプロダクションの中、バンドのポテンシャルを存分に感じさせる、申し分ない挨拶代わり一撃となっています。
ちなみに「ドラゴン」絡みでは、日本盤ボーナスで収められた疾走曲「Dragon Heart」も素晴らしい曲ですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!