※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
スウェーデンのヘヴィ・メタル・バンド、ドラゴンランド(DRAGONLAND)が、2005年にリリースした3枚目のアルバム『Starfall』の2曲目に収録。
新年最初の週は、辰年にちなんで竜(ドラゴン)が冠されたバンド、楽曲などをいくつかご紹介しています〜。
今回は日本で人気のメロディック・パワー・メタラー、「ドラゴン」ランドです。2011年の5枚目後、しばらく動向が途絶えていましたが、2018年に2度目の来日、さらに2022年には最新作『The Power of the Nightstar』をリリース。2000年代以降の日本でのメロパワブームを牽引した立役者のひとつとして、近年も健在ぶりを示しましたが、やはり勢いのあったのは初期の頃でしょうね〜。
ドラゴンランドはイエテボリで1999年にオロフ・モルク(G)らを中心に結成し、2001年にギリシャのレーベル、ブラックロータスからデビュー作『The Battle of the Ivory Plains』、さらに2002年に同レーベルから2枚目の『Holy War』を立て続けにリリース。これが輸入盤でブレイクし、一躍日本のメロパワ・メロスピマニアから熱い支持を集めます。
オモテのメロパワ番長がソナタ・アークティカなら、さしずめウラ番長(笑)のような存在でしたね。その勢いそのままに、2003年に初来日が実現。筆者はクラブチッタの公演を観に行きましたけど、演奏がかなり拙く(汗)、CD音源で結構盛ってるなあ〜と、ちょっとがっかりした記憶があります。
それから、ヨーロッパでも評価が高まり、センチュリーメディアと契約。その第一弾としてリリースされたのが本作でした。メロパワをベースとした音楽性に変化はなかったものの、移籍後の2作では疾走感に頼ることなく、良好なサウンドプロダクションの中で、よりシンフォニックな要素を盛り込んだメタルを表現していました。
今回ピックアップしたアルバムタイトルを冠した「Starfall」は、明るさの中に切なさが入り混じるメロディと、スペースでファンタジックなアレンジが絶妙な、珠玉のメロディック・パワー・メタル・チューンです!
北欧らしい透明感も滲ませつつ、光に向かって真っ直ぐに進んでいく、そんな希望を感じさせる曲調がありそうでなく、短い曲なのに世界観にどっぷりと浸れます。ヨナス・ハイジャート(Vo)の良い意味でちょっと頼りない声質が実にいいですよね〜。
日本盤ボーナスには昨年の紅白歌合戦でも話題になったX-JAPANの「Rusty Nail」を、日本語歌唱で収録。ちょっとした話題になりましたが、こちらはストリーミング未解禁です。
ぜひ、一度聴いてみてください!