※80sメタル好きの暗黒期、90年代の良心的楽曲を紹介していきます!
スイスのハード・ロック・バンド、ゴットハード(GOTTHARD)が、1992年にリリースした1枚目のアルバム『Gotthard』の1曲目に収録。
スイスのHM/HRバンドといえば、80年代にはクロークスやチャイナといった実力のあバンドが存在しましたが、90年代以降で言えば、やはりゴットハードが筆頭格となるででしょうね。本国での知名度や人気ぶりは別格ですけど、日本のHM/HRファンにもフィットして、長く愛されてきたのは周知の通りです。
ゴットハードのデビューした1992年といえば、オルタナ・グランジにシーンが侵食された真っただ中でしたから、これだけ本格派で、普遍的かつオーセンティックなハード・ロックを標榜するバンドが登場したのには、驚きと同時に喜びを感じさせてくれました。やはりスイス発というマーケットの特殊性も無関係ではなかったんでしょう。
ニューカマーらしからぬ楽曲の充実度には目を見張るものがありましたし、何といってもシンガーのスティーヴ・リーのエモーショナルな熱唱ぶりと歌唱力の高さと、レオ・レオーニのギタープレイとのコンビネーションは、心を鷲掴みにされる魅力を内包していましたよね。
デビュー作では酷いにもほどがあるクソジャケ(笑)にも関わらず、ゴットハードはその実力に見合う評価をがっつりと日本のHM/HRファンから集めていきました。その後、作を重ねるごとにメロディアスな要素や、ブルージーでアーシーな要素などもより加味して、メジャー感のある世界的なバンドへと昇りつめていきました。
それだけに2010年のスティーヴのバンク事故による死亡は、あまりにも残念でしたけど、その優れた作品群は今も色褪せていません。ファンの数だけ好きなアルバムや楽曲もありそうなゴットハードですけど、個人的にはハードさが抜けているデビュー作が未だに気にいっています。ここではヴィヴィアン・キャンベルが2曲に参加していましたね。
今回ピックアップした「Standing In The Light」は、そのオープニングを飾るにふさわしい、ドライヴ感のあるストレートなノリが心地よい、オーセンティックなハード・ロック・チューンです!
リフやツインリードによるメロディックなリフレイン、哀感ある歌メロやコーラスのムード等、80sの古き良きLAメタルバンド風味に溢れていながらも、しっかり90年代向けにアップデートしたタイトな音像がいいですよね~。
ぜひ、一度聴いてみてください!
