※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!
イギリスのロック・ギタリスト、アンディ・テイラー(Andy Taylor)が1987年にリリースした1枚目のアルバム『Thunder』の1曲目に収録。
今年9月に1990年の『Dangerous』以来、実に33年ぶりというソロアルバムの発表を予定しているアンディ。そうしたこともあってか、以前はストリーミングで見かけなかったソロとしての代表作『Thunder』が、嬉しいことにアップされていました〜。
デュラン・デュラン、さらにパワー・ステーションと80sの洋楽シーンの第一線で活躍してきたアンディでしたが、この『Thunder』はHM/HRファンにとっても衝撃の1枚だったと言えるでしょう。
どちらのバンドも洋楽全般が好きな当時のメタルファンであれば、愛聴していた方も多かったかもですが、ソロになったアンディが標榜する音楽性には驚かされました。かなりハードなギターをフィーチャーした、ハード・ロックといっても差し支えないものでしたからね。
セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズがプロデュース、さらに多くの楽曲をアンディと書き上げていますが、アンディの中で眠らせていたロック魂をそのギタープレイやボーカルを通して、全面的に吐き出した熱い仕上がりになりました。
アンディの代表曲として知られる今回ピックアップした「I Might Lie」は、よりロックに生まれ変わった姿を象徴する、ハードドライヴィングなロックンロールチューンです!確か当時はラジオで初めて聴いたんですが、デュランデュランからは想像できない、切れ味抜群のクールなギターリフにノックアウトされましたね〜。
思わずシンガロングしたくなるフックの強いサビには、これまでに培ったキャッチーさと、マグマのように熱いロックテイストが同居していて、新旧のファンを納得させながらも時代を捉えた、ホントよく出来た1曲と言えるでしょう!
アンディは昨年、ステージ4のがんを患っていることを公表していますが、音楽制作を継続してくれているのは嬉しいことですね。新作の方もストリーミングで聴けるようですので、期待したいと思います。
ぜひ、一度聴いてみてください!