CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新曲をご紹介します!
アメリカのハード・ロック・バンド、モトリー・クルー(MOTLEY CRUE)が、ニュー・シングル「Dogs of War」を、2024年4月26日に公開しました。
昨年11月にデフ・レパードとのショウで日本で久々のライヴパフォーマンスを披露してくれたモトリー・クルーから、バンド曰く「新たな章の幕開け」と位置付ける新曲が届きました〜。今の時代ですからCDではなく、デジタル配信による発売で、ストリーミングでも公開されました。
周知の通り、ミック・マーズがツアーから離脱とともにバンドと袂を分かち、以前ご紹介しましたがすでに新しいソロ音源もリリースしています。今度は本家モトリーがジョン5に交代しての初となる音源のリリースということですね。
モトリーは今回、本国ではナッシュビルにあるビッグ・マシーン・レコーズと新たに契約を交わし、販売はユニバーサルミュージックが担当。新しい音源を制作すべく、ボブ・ロックとまとまった期間に渡りレコーディング作業を行ったようで、数曲レコーディングしたうちの1曲が、この「Dogs of War」でした。
2023年7月にモトリーはロンドンでシークレットギグを行いましたが、その時の名義が「Dogs of War」というバンド名で、ここに新曲のタイトルとして回収されたわけですね。ジョン5とは映画『ザ・ダート』のサウンドトラックに収録されたオリジナル曲3曲ですでに共作しているものの、新章の1発目ですから注目が集まりますよね。
「Dogs of War」をストリーミングで初めて聴いてみた時は、正直言ってどんよりしたヘヴィネスばかりが耳につき、メロディのフックに欠けるなんともキビしい楽曲だなあ〜、、と思ったのも事実です。
それでも2、3回リピしていると、モダンの中にこれまでのモトリーらしい要素もほんのりと散りばめられていて、ヘヴィネスに慣れたのか、だんだん印象が良くなっていきましたね。何より何度も繰り返されるリフが耳に残って離れません。
ヴィンス・ニールが「Dogs of War」に対してのコメントで、「オールドスクールとニュースクールの融合」と表現していますけど、まさに言い得て妙な感じがします。激しいリズムの応酬はモトリーのバッドボーイズで危険な匂いをまだまだ表現していますし、ジョン5のテクニカルに弾きまくるギターソロが、楽曲に刺激とアクセントを加えていますね。
なんだかんだ言ってもヴィンスが歌うとモトリーらしさは隠しきれず、同じヘヴィネスを向いたミックの作品とはそこが違うところでしょう。他にも録音した新曲を、今年後半にかけてリリースする可能性もありそうで、過度に期待はせずに(笑)新たなニュースを待ちたいと思います!
聴いてほしい度
70%
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