※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
デンマークのヘヴィ・メタル・バンド、 アイアン・ファイア(IRON FIRE)が、2009年にリリースした5枚目のアルバム『To The Grave』の2曲目に収録。
プリティ・メイズ、マーシフル・フェイト、ディジー・ミズ・リジーをはじめ、日本で人気のHM/HRバンドをたくさん輩出してきたイメージのデンマークですが、このアイアン・ファイアもあまり一般的ではない存在とはいえ、正統派のパワー・メタルを一貫して奏でてきたバンドです。
結成は1995年で、ノイズ・レコーズからのデビュー作が2000年ですから、ちょうどハンマーフォールがブレイクした辺りのタイミングで、新世紀とともに登場し活躍した世代のメロパワ系のひとつでしたね。プロデュースが同郷のトミー・ハンセンと、必然的にハロウィンのフォロワー的なイメージがしました。
翌年に2枚目をリリースして順調かと思いきや、セールス状況からレーベルとの関係が悪化。活動休止とメンバーチェンジをして、オーストリアのナパームレコーズに移籍し3枚目をリリースしたのが、実に5年後の2006年でした。メロパワブームも落ち着いた後でしたから、この空白は今考えると痛手でしたね。
日本では3、4枚目こそ日本盤化されたものの、その後はコンスタントに一定レベルのリリース。2019年の9枚目まで重ねていますけど、海外でもローカルなリリースに留まっており、すっかりマニア向けバンドになってしまった感は否めません。かくゆう筆者もメタルタイトル括りでなければ、今回取り上げてないかもですね。。
今回はタイトルもズバリ、「Kill for Metal」をピックアップしました!勇壮でしっかりとメロディの重視した、メタルアンセム的な雰囲気を漂わせたメロディック・パワー・メタル・チューンに仕上がっています。
ミックスが再びトミー・ハンセンですからサウンドプロダクションも良好で、思わずシンガロングしたくなるほどで悪くないですよ!Spofifyではこの曲だけがケタがひとつ違いダントツで再生回数が多く、約200万回となっています。
どのアルバムもストリーミングで聴けますので、メロパワファンなら楽曲を選びつつ再評価してほしいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!