※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、 サブラベルズ(SABLABELLS)が、1986年にリリースした2枚目のアルバム『Sailing on the Revenge』の1曲目に収録。
今年の11月から、ネクサスレーベルのジャパメタ、プログレ関連の作品21タイトルがストリーミング解禁されました〜。主要作品のみで正直、今頃やっと??と言う感じですけど、まだマリノやラジャスをはじめ、80年代の有名バンドが未解禁の中では、少し前進といえるでしょう。
ストリーミング解禁により、日本のHM/HRファンが懐かしさで聴くだけでなく、シティポップが海外でブームになった例のように、80sジャパメタが海外で評価されるきっかけになるかもしれません。メリットを考えてメジャー、インディーズ問わずに、どんどん解禁を推し進めてほしいものです。
さて、サブラベルズは以前に2015年の企画ライヴの音源だけがストリーミングで聴けたので、ご紹介してました〜。
今回「Dog Fight」の再録盤はストリーミング解禁されましたが、例え音質が良くなっても、不思議とオリジナルの出来には達していません。やはり、初期衝動で注入されたテイストを中々超えられないんでしょうね。
メジャーデビュー後のスタジオ作2枚も解禁されていまして、出来が良いのはやはり『Sailing on the Revenge』でしょう。アンセムに続く関東メタルの切り札としてメジャー進出しましたが、専門誌の評価は内容の良さに比して割と淡々としており、当時なんだか可哀想な思いがしました。
インディー時代の再録も含めて収められた楽曲と髙橋喜一の特異なボーカルスタイルは、あまりにも個性的で好き嫌いがハッキリ分かれるものでしたからね。サタニックという部分で、マーシフル・フェイトがのちに高く評価されていったように、サブラベルズ独自のメタルと世界観の凄みも、今聴くとより価値が高まっているように思えます。海外のメタルファンの反応がどう反応するのか、興味深いところです。
今回ピックアップした「Devil's Rondo」は、自主制作の1枚目のオープニングにも収められた、サブラベルズを象徴するサタニックな正統派ヘヴィ・メタル・チューンです!勿論ボーカルのパフォーマンスも凄まじいですが、肝は松川が奏でるギターリフの強さでしょう!ジャパメタ史に残る名リフのひとつに認定したいですね〜。
前述のようにリレコヴァージョンはオリジナルを超えないケースが多いものの、この曲に関してはBPM上げて疾走感を増したことが功を奏して、個人的にはこちらのヴァージョンの方が気に入っています!
ぜひ、一度聴いてみてください!