※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、 サブラベルズ(SABLABELLS)が、1985年にリリースした、ミニアルバム『Dog Fight』のB面2曲目に収録。
ジャパメタ史に燦然と漆黒の輝きを放つ伝説的存在、サブラベルズ。ジャパメタファンならマストな名バンドですが、残念ながら未だストリーミング解禁されておらず。。マリノ等とともに、気軽に後世のメタルファンにも触れてほしいところですけど、ちょっと裏技(は大袈裟ですね笑)で2曲ほど聴けるのでご紹介しましょう~。
80年代のジャパメタシーンを思い起こして、鮮烈ではなく、ど~んよりとした記憶に残るのがサブラベルズとクロウリーでしょう。濁点が3つも入ったバンド名が既におどろおどろしい雰囲気を醸し出してましたけど、83年のインディーズデビュー作のジャケを見たとき、怖え~な~とおののきましたからね。
デモテープ全盛の当時では画期的なLP盤で、のちのち超レア盤として語られましたけど、ライヴシーンで話題を呼びロッキンF等に取り上げられるようになり、サタニックなイメージを具現化したような高橋喜一らメンバーの風貌を見て、妄想がどんどん膨らんでいきました。
そんな中で、最も勢いのあったインディーズ期にリリースされたのが4曲入りの本作で、筆者も初めて手に入れたサブラの音源でしたね。4曲4様の楽曲が並びますが、キイチのヴォーカルが圧倒的過ぎて、すべてを塗り込めるような個性を放散していました。
今回ピックアップしたタイトルを冠した「Dog Fight」は、サブラの代表曲のひとつで、戦闘機が空を飛んでいる姿が絵に浮かんでくるほどにドラマティックなヘヴィ・メタル・チューンです!メジャーキーで明るく抜けていくサビへの展開や、せりふ回しのごときキイチのヴォーカルなど、聴きどころが多い名曲ですね~。
原曲については前述の通り聴けないですが、2015年にアンセム主催で行われたフェスに、サブラがまさかの再結成を果たし、その際のライヴ盤『TRIMETALLIC』がストリーミングにアップされており、この「Dog Fight」と「鏡張りの部屋」が聴けます。
松川純一郎(G)らほぼオリジナルラインナップ集結ですが、ヴォーカルだけDIOKENが代役をつとめ、キイチになりきったヴォーカルを披露しています。3年後の同フェスにはキイチも参加し、関東メタルシーンの盟友アンセムによって再びサブラにスポットが当たったのは嬉しいことですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!