※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、 アンセム(ANTHEM)が、1985年にリリースした、1枚目のアルバム『ANTHEM〜パワーメタル戒厳令〜』の6曲目に収録。
昨日ニューアルバム『CRIMSON & JET BLACK』をレビューしてみましたが、聴いてるとどうしても過去音源を無性に聴きたくなり(汗)、今回はいっそ思い切り遡ってデビュー作からいってみましょう~。浜田麻里といい、ちょっとしたジャパメタマイブームが来ている方々も少なくないでしょう。
充実の最新作の後に、改めて80年代の音源を聴いてみると、サウンドプロダクションや演奏をはじめ、比較にならないほど未熟なのに、心の深淵にどーんと突き刺さってくる衝撃度は、圧倒的に初期作品群の方が今でも最上なんですよね。
とりわけデビュー作は、もう39年も前になる音源なのに全く色褪せず、個人的にはジャパメタ史上に燦然と残る名盤のひとつに位置付けてます。当時リアルタイムで聴いた衝撃が未だに残っているからでしょうけど、このアルバムに内包されたマグマのようなエナジーは、未完成だからこその勢いであり、キャリアを積んだ今では醸し出せないフレッシュさが充満してます。
どの曲もシンプルな中にヘヴィ・メタルの魅力が凝縮されていて思い入れがありますけど、今回ピックアップした「Turn Back to the Night」は、引き摺るようにヘヴィなユニゾン単音リフが実にクールな、典型的なアンセム流ミッドテンポのパワー・メタル・チューンです!
音源もいいんですが、当時のライヴではとりわけひたすらにカッコよかった記憶が残ってます。御大、柴田直人の安定感だけはデビュー作から変わらないですけど、破天荒に鳴らしまくるマッド大内のドラミングとのリズム隊は最高にワイルドですね。
まだヘタウマながらアンセムの顔といえる声質を持つ英三の絶唱、抜群のセンスで自由自在に暴れまくるヒロヤの華のあるギターワークと、この4人ならではのケミストリーが確かに存在します。個人的にはやはりこのラインナップが、いつになってもフェイバリットで変わりません!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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