※誰が聴いてもヘヴィ・メタル！な楽曲を紹介していきます！
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ドラゴンフォース（DRAGONFORCE）が、2003年にリリースした1枚目のアルバム『Valley of the Damned』の2曲目に収録。
ドラゴンフォースが2003年にデビューして、今年で祝20周年ですか〜。新世代のメロディック・メタルを象徴したドラフォも今やベテランの領域に達しつつあるようで、時が流れるのは早いものです。
それにしてもNWOBHMから20年ほど経ったイギリスの地から、突如としてドラフォが登場したわけですが、一番の驚きはスラッシュ・メタル的なスピードとジャーマンのメロディック・パワー・メタル的な美旋律を巧みに融合した音楽性でしたね。ある種の発明と言える徹底的に振り切ったメタルサウンドを生み出したわけで、その衝撃も桁違いでした。
初めて聴いた時はいわゆるハロウィン等の流れを組むメロパワだと認識しましたが、それに止まらないほどBPMが完全にバグったように速く（笑）、自分の理解が追いつきませんでした。今でこそ聴き慣れましたけど、ひょっとして早回ししてんの？？くらいに思いましたからね（笑）。
このサウンドを表現するには並大抵のスキルでは難しく、アスリートのような努力を研鑽した結果でもあるのでしょう。彼らにしてもライヴでは、あれだけの動き回りながらのプレイですから、初期は結構音がぐちゃぐちゃで何を演奏してるのかわからない有様でした。
それにしても、今改めてデビュー作を味わうと、某ジャパメタバンド辺りの元ネタがわかるほどにそっくりで（汗）、日本人の嗜好にドンピシャにマッチした音楽性から、新世代のジャパメタ系にいかに多大な影響を与えているか如実にわかりますね〜。メンバーのキャラも良く、とりわけ同じアジアで香港出身のハーマン・リ（G）の存在は、日本のメタルファンにとって親しみやすさを与えてくれました。
今回ピックアップした「Black Fire」は、初期の人気曲と言える、ドラゴンフォースのトレードマークを全て凝縮したメロディック・スピード・メタル・チューンです！のちのドラフォからみれば最速のBPMでないにしても、ど頭からの２バス連打の疾走ぶりには痺れますね〜。
疾走だけでなく長尺の楽曲の中で幾重にも展開していく構成も素晴らしく、デビュー作とは思えない現代メロスピのプロトタイプと言える原石の輝きを放っています！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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