※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、タイラント(TYRANT)が、1986年にリリースした2枚目のアルバム『Metal Rules』の4曲目に収録。
以前もメタルタイトル括りでアメリカのタイラントをご紹介しましたけど、サッカーワールドカップで日本がドイツに歴史的勝利を収めたということで(無理やりこじつけです笑)、今回はジャーマンのタイラントでいってみましょう~。
「メタル」タイトルをつけるバンドは、基本濃いメタラーが多いですけど、このジャーマンのタイラントも例外ではないですね。まだNWOBHMの残り香がある81年に結成された彼らは、国内での活動を積んで84年にデビュー作をリリースしています。
ジャーマン・メタル・シーンでは、先陣のスコーピオンズに続きアクセプトが頭角を現した頃で、ちょうどタイラントがセカンドアルバムをリリースする頃までは、ハロウィン登場以前のタイミングになります。
アクセプト直系の正統派ジャーマン・パワー・メタラーが幾つか登場した時期ですけど、まさにこのタイラントのその一角を担ったバンドですね。日本デビューこそしておらず、B級感とマニア御用達な点は否めませんが、メロディアスでありながらも甘口になり過ぎない質実剛健、生真面目なメタルを聴かせてくれます。
今回はメタルタイトル括りなので「Metal Rules」をピックアップしました!正直、あまりにも何の変哲もない(汗)ミッドテンポのヘヴィ・メタル・チューンですけど、こうしたキホンのキも、たま~に聴きたくなるんですよね。
ワイルドにがなり立てるヴォーカルのあやふやな音程が、個人的には「スティーヴン・パーシー、ジャーマン・パワー・メタルを歌う!」みたいに聞こえてなりません(笑)
アルバムの方にはツーバスで押しまくる、疾走感を伴うパワー・メタル・チューンもしっかり入っているので、そちらもお勧めしたいですし、ストリーミングではレベルアップした4枚目の『Ruling The World』とライヴ作『Live And Crazy』も聴くことができます。
ぜひ、一度聴いてみてください!