※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
2025年11月19日、スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド、トリート(TREAT)の約3年半ぶり10枚目のアルバム『The Wild Card』、2025年11月21日、イギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、ミッドナイト・シティ(MIDNITE CITY)の約2年5か月ぶり5枚目のアルバム『Bite the Bullet』がリリースされました。
この11月は個人的に注目していたタイトルや、実際に聴いてみて納得で紹介したいタイトルが多いので、新作レビューを何日かまとめていってみましょう~。
●トリート(TREAT)『The Wild Card』
80年代当時のみならず、2000年代に入っての復活後、さらに日本での根強い人気ぶりを示すトリートの最新作が登場しました~。通算10枚目ですが、復活後としては5枚目になるので、80年~90年代当時と同じボリュームで作品を重ねてきたことになりますね。
来年4月には日本でのフェアウェルショウも行われるので、いろんな意味で重要な節目にあたる注目作といえるでしょう。そうした点もあってか、冒頭から透明感とヘヴィさを同居させた、北欧風味に溢れるメロディアス・ハードの良曲を連発してくれます。
ロバート・アーンルンド(Vo)が歌唱する良質なメロディのフックもぬかりなく、ロバートの甘さの中に力強さを秘めた声質と存在こそが、トリートらしさを生み出す大きな肝なんだなあ~と、改めて実感させられましたね。
アンダース・ヴィクストロム(G)やジェイミー・ボーガー(Ds)ら、お馴染みのメンツのツボを押さえまくったプレイも、北欧メロハー職人レベルで抜かりなし。フェアウェルを日本で迎える前とは思えない、充実期を迎えているように思えます。
前半の印象がよいものの、中盤以降にヘヴィでグルーヴィーな捨て曲も散見され(汗)、全体としてはちょっと惜しい気がするのもここ数作と変わらず。それでも今作はそうした側面もひっくるめて、これまでの集大成と位置付けて聴くべきなんでしょうね。
今回はアルバムのリードチューンとなった3曲目の「1985」をピックアップしました!タイトル通り、80年代のトリートを彷彿とさせる美メロディとムードを存分に漂わせ、あの古き良き時代への郷愁を誘う、アルバム随一の佳曲になっています!何回もリピしてしまうほどホントいい曲だなあ~。
Apple MusicにMVがアップされています。いまだに「Party Over」とかの若々しい快活なイメージが離れないので、ロバートを見ると時間の経過を感じてしまいますね。。
聴いてほしい度
85%
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●ミッドナイト・シティ(MIDNITE CITY)『Bite the Bullet』
大ベテランの北欧メロハーから一転、こちらは新進気鋭のブリティッシュ・メロハー期待の星(といってもすでに5枚目ですけど)から、待望の新作となります。コンスタントに良作を積み重ねてきて、以前レビューもしていましたね、
その間に2019年には日本での来日も実現するなど、日本のヘアメタル、メロハー系のファンにはお馴染みのバンドですけど、作を重ねるとマンネリズムに陥るのも心配されるところ。ちょっと不安半分で聴いてみたんですが、、、いやあ、これは心配無用でしたね!
オープニングこそグラムメタル風味の強い楽曲でスタートしますが、その後はシンセがキラキラ鳴り響き、しっかりしたコーラスに彩られた珠玉のメロハーチューンを連発!ベテランのトリート以上に、北欧のバンドじゃないのに北欧風味すら感じさせるメロハーを堪能させてくれます。アルバムのそこかしこにメロディのフックが仕掛けられていて、捨て曲のたぐいもなく一気に聴いてしまいました。
ロブ・ワイルド(Vo)自らが愛する80sへの憧れを余すことなく投影させたソングライティングとアレンジ、演奏ぶりは、枯渇どころか5枚目にしてさらに一段階レベルアップしたようにさえ思えますね~。クリス・レイニーによるサウンドプロダクションも、フロンティアーズ系とは一線を画すゴージャスな響きが好印象です。
どの曲も良いんですけど、今回はアルバム2曲目に収められた珠玉の佳曲「Worth Fighting For」をピックアップしました!初期デンジャー・デンジャーが北欧メロハーにチャレンジしたような(意味不明の例えですが笑)、哀感と爽快感を同居させた1曲となっています。
こうした曲調を高品質でこの時代にやり続けていることは、素直に嬉しいですね!今回の新旧対決はミッドナイト・シティに軍配があがるかな?
聴いてほしい度
88%
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