※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ミス・ビヘイヴィアー(MISS BEHAVIOUR)が、2014年にリリースした3枚目のアルバム『Double Agent』の2曲目に収録。
新世代北欧メロハー系のひとつとして、2010年代に一部メロハーマニアに注目されたミス・ビヘイヴィアー。筆者がこのバンドを意識したのは2011年の2枚目『Last Woman Standing』でした。
ブロンドの女性をフィーチャーしたダサスタイリッシュな(笑)ジャケが目を引いたのが理由なんですが,メンバーの風貌からヘア/グラム・メタル系のニューカマーかと思いきや、聴いてみると意外に伝統的な北欧メロハー風味を漂わせ、かつモダンテイストを加味したスタイルでしたね。楽曲にツメの甘さは感じられたものの、将来有望な思わぬ掘り出し物を見つけた~などと思っていました。
ところが実際にはニューカマーではなく、結成は2003年に遡り、2006年に自主制作の『Heart of Midwinter』ですでにデビューを飾っていたのをすっかり失念してました(汗)。ただし、その当時はバンド名こそ同じもののシンガーの声質が野太いタイプで、楽曲がメロディアスでも中途半端感も否めませんでしたね。
それから5年後、シンガーをより透明感のあるメロハー向け声質のセバスチャン・ルースにチェンジしたのが功を奏して、よりメロハーにフォーカスし、方向性がぴたりと定まった感がしました。バンドの中心人物がキーボード奏者のヘンリック・スポローグ、そしてギターのエリック・ハイネということで、メロハー路線強化は必然的な進化だったんでしょう。
その『Last Woman Standing』さらに次作『Double Agent』と良作を連発するも日本盤は未発売で、2016年の4枚目『Ghost Play』でようやく日本デビューが実現しました。ハードエッジを部分が強化したこの作品も悪くなかったんですが、メロディアスさと楽曲の粒揃い度では『Double Agent』が一番バランスがとれた作品のように思えます。
今回ピックアップしたアルバムタイトルを冠した「Double Agent」は、ポジティヴで爽快なサビが光る、ジャーニーライクな風味全開のメロディアス・ハード・ロック・チューンです!
正直、盛り上がりに欠けるAメロの入りがイマイチで、もうちょいどうかならんかいと言いたくなりますけど(汗)、サビの盛り上がりはそれを覆す魅力を持っていますね~。この手のタイプの楽曲は個人的に大好物なので、手放しで大歓迎です(笑)。
ぜひ、一度聴いてみてください!