※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ハード・ロック・バンド、 ハードライン(HARDLINE)が、1992年にリリースした1枚目のアルバム『Double Eclipse』の5曲目に収録。
バッド・イングリッシュ後に、ニール・ショーンがディーン・カストロノヴァ(Ds)を引き連れて、ジョニー&ジョーイのジョエリ兄弟と合流して生まれたハードライン。メロディアスでありながら、ジャーニーにおけるプレイとはひと味違い、解き放たれたようにハードで骨太に主張するニールのギターが、何より新鮮な印象を与えてくれました。
ディーンのタイトなドラミングも、バッド・イングリッシュ以上にしっかり主張していて実に心地良いですし、ニールと渡り合うジョニーの堂々とした歌いっぷりにも驚かされました。プロダクションも含め、80sライクなメジャー感に満ちたバンドが、90年代に誕生したと期待したものです。
ところが、ニールとディーンは結局、アルバム1枚だけを残して脱退してしまいます。その後、一貫してバンドはジョニーにより継続し、ハードライン名義でロゴも使い活動を継続しています。ただし、特に近年の作品は正直メンバーも内容も厳しい代物なので(汗)、実質ハードラインと呼べるのは、『Double Eclipse』1枚だけと言ってもいいでしょう。
ハードラインといえば、ドラマティックな美旋律が堪能できる「Hot Cherie」がまずは人気曲として浮かびますけど、個人的には今回ピックアップした「Everything」も、負けじとお気に入りの楽曲の1つです!
アメリカのバンドらしいカラッとストレートな風味のメロハー・チューンですが、シンプルな中にもキャッチーで忘れられないメロディやコード進行のフックが、しっかりと仕掛けられているのはさすがですね〜。
楽曲のクレジットには、ニールとジョエリ兄弟のほか、ジョナサン・ケインやエディ・マネーの名前が見られるので、アルバムの中でもとりわけポップなテイストは、その辺りも関係しているのかもしれません。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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