※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ハード・ロック・バンド、アヴィエイター(AVIATOR)が、1986年にリリースした1枚目のアルバム『Aviator』の1曲目に収録。
「隠れた名盤」という言葉はよく使われますけど、実際には内容が伴わなかったり、日本盤は出ていてそれなりに知られていたりするケースも多い気がします。その点でいうと、このアヴィエイターはメロハーファンにとって真の「隠れた名盤」の条件を兼ね備えています。
本作はアメリカ、ヨーロッパではメジャーRCAからのリリースされましたが、80年代のメタルムーブメントの最中にも関わらず、日本盤は発売されていませんでした。結果的に本作が唯一の作品になってしまいました。。
しか〜し!楽曲、サウンドプロダクション共に全編に渡りクオリティが高く、ウソのようにメジャー感に満ち溢れています。バンドのマネジメントがソニーミュージックのCEOであるトミー・モトラなのに、本国におけるプライオリティとして、ワールドワイドで強力なプロモーションをされなかったのが、不思議で仕方ないですね。
まさに不運な80sバンドとなったアヴィエイター。謎に包まれていますけど出身は東海岸で、参加メンバーをみると、メインとなるシンガー、エミー・ホワイトを中心に、ギタリストとドラマーはアメリカン・プログレ・ハードの名バンド、ネットワークの元メンバー、ゲストヴォーカルにテリー・ブロック、プロデュースにはお馴染みのニール・カーノンのクレジットも確認できます。
全曲メロディのフックが強力で迷いますけど、今回ピックアップした「Front Line 」は、オープニングを飾るドライヴ感と哀愁に満ちた、ストロングなメロハー・チューンです!分厚いコーラスのサビメロのフックがなんとも強い!
エイミーの声質はFMのスティーヴ・オーヴァーランドを彷彿とさせる熱いエモーショナル加減がいいですね〜。キラキラと装飾されたキーボード、泣きまくるギターと、良質なメロハーに必要なツボをグイグイ突いてきます。
近年、ロックキャンディから再発されましたけど、流石いいところに目をつけるなあ〜。この80年代のソニーのウォークマンかカセットテープのCMみたいな?イメージのイケてないジャケも、いい雰囲気を出してます!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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