【新作レビュー】FM（エフエム）「Thirteen」

※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します！

イギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、FM（エフエム）が、2022年3月18日、約2年ぶり13枚目のニュー・アルバム『Thirteen』をリリースしました。

2007年の活動再開以来、精力的なリリースとライヴ活動を続けるFM。活動を停止した95年までの作品が５枚ですから、すでに枚数ベースでもコンスタントに積み重ね抜いているほどで、創作意欲が高いという証と言えるでしょう。

元々、80年代の頃から、若さに似合わぬ大人の色合いを持ったメロハーを信条としていましたので、キャリアを重ねた今のほうが、年齢とサウンドのマッチングが取れているような気がしますね。

13枚目であることをタイトルに冠した本作ですが、基本的な路線は全くブレていません。スティーヴ・オーヴァーランドの味わい深いヴォイスと、メロディへの拘りを核に、適度なエッジとブルージーな感触を加味した、英国産らしい大人のメロハーを存分に堪能できます。

前半の２、4曲目に収められた「Waiting on Love」「Turn This Car Around」といった、メジャーキーのキャッチーなメロハーチューンのおかげで、アルバム全体に活気と好印象を感じられますね〜。ここ数作に比べても楽曲も粒ぞろいで、復活後のアルバムとしては、１、２を争う出来といって良いのではないでしょうか。

今回はアルバムから、そのうちの１曲、「Waiting on Love」をピックアップしました！MVも作られてApple Musicのストリーミングで観ることができますけど、さすがに一番良い曲を持ってきたなという印象ですね。サビメロのフックも抜群に強く、復活後の楽曲では1、２を争うメロハー佳曲といえるでしょう！

以前のメロハー括りのコラムで名盤『Tough It Out』だけが、ストリーミングで聴けないと書いていたんですけど、、、

この新作のタイミングで、めでたくストリーミング解禁されていますね！こちらも明日紹介してみたいと思います。

聴いてほしい度

82％

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