※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます！
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・プロジェクト、イレヴナー（ELEVENER）が、2004年にリリースした1枚目のアルバム『When Kaleidoscopes Collide』の1曲目に収録。
メロハー括りでは、これでも比較的新しめの楽曲になりますね。イレヴナーは、以前ご紹介したスウェーデンのメロハー・バンド、ミリオンのキーボーディストであるヨハン・ベルグクイストのプロジェクトとして始動しました。
もっとも、ヨハンがミリオンで活動しているのは2000年代中期からになります。イレヴナーでのヨハンは、鍵盤のみならずヴォーカル、ベースまで担当していますから、ほぼほぼソロ・プロジェクトの色合いが濃いと言えるでしょう。
日本盤も当時リリースされましたけど、毎月何タイトルもの過剰リリースを続けるレーベルでしたので、残念ながらその一つとして埋れてしまい、、。ところが改めて聴いても、実に素晴らしい〜！
粒ぞろいな楽曲、強靭なフックの美メロディ、80sのメインストリームをオマージュしたサウンドメイキングと、メロハーに求めたい要素てんこ盛りで、埋もれさせるのは実に勿体ない作品ですね〜。2000年代メロハーでは、個人的推しのワーク・オブ・アート、ライオンヴィル辺りと並び、永く大切に聴いていきたい逸品です！
今回ピックアップした「This Heart of Mine」は、アルバムのオープニングを飾る、強力なメロハー・チューンです！爽快なポリシンセが響き渡るイントロから、どストライクな80s風味が一気に押し寄せてきて、ヤラれること必至でしょう！『5150』時代のヴァン・ヘイレンを彷彿とさせるというか、完全にシンセのサウンドメイキングは、いい意味で研究しまくってますね〜。
ヴォーカルが、ハイトーンでガツンと突き抜けるタイプでなく、やや落ち着いた歌唱なので好みが別れるかもですが、TOTOっぽいインテリジェントな大人の雰囲気や、ボストンのようなスペーシーさも漂わせたサウンドには、十分マッチしていると言えるでしょう。
次作でも負けじ劣らず充実したメロハーが満喫できますけど、わずか２枚を残しただけで、活動を停止してしまったのは至極残念です。両作ともストリーミングで聴けますので、比較的新世代のメロハー振り返りとして、楽しんでほしいですね！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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