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【楽曲紹介】トーメ(TORME)「All Around the World」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。

 

イギリスのハード・ロック・バンド、トーメ(TORME)が、1985年にリリースした1枚目のアルバム『Back to Babyron』の1曲目に収録。

 

バーニー・トーメ関連では、かなり以前にギランの楽曲をご紹介しましたが、、

今回は自身の名前を冠したトーメを取り上げてみましょう!ギランを離れた後、バーニーは周知の通り、ランディ・ローズの後釜として、急遽オジーのライヴツアーに参加するという大役に抜擢されます。

 

悲劇で打ちひしがれたバンドに入り、ごく短期間で多くの楽曲をマスターし、ステージに立つというのは、並大抵のプレッシャーではなかったでしょうね。それをこなしたバーニーは、評価はどうあれ素直に尊敬に値しますし、影ながらもバーニーの存在があったからこそ、のちのオジーの活躍につながっていると思えます。

 

ジー後に、イギリスに戻ったバーニーは、エレクトリック・ジプシーズなどを経て、ジェットレコーズとの契約問題に巻き込まれながらも、ようやくリリースしたのがトーメ名義の本作でした。日本で人気を博した元ガールのフィリップ・ルイス参加により、バーニーにも遂に注目が集まるのか?という状況でしたね。

 

当時日本盤は、マニアックな正統派メタル中心のFEMSからのリリースでしたけど、トーメ自体は80sのヘア・グラム、バッドボーイズ・ロックンロール系で、比較的レンジの広いジャンルを網羅していましたね。ギランのジョン・マッコイがプロデュースしたサウンドは、正直少々薄っぺらかったものの、アメリカのバンド群とは一線を画す英国産ならではの味わいも漂わせていました。

 

バーニーのギタープレイの魅力をわかりやすく伝えてくれる意味では、トーメ以前からの代表曲のひとつ「Stars」辺りもいいんですけど、今回はオープニング・チューンの「All Around the World」をピックアップしてみました!

 

開放的なバーニーのコードワークに乗せて、快活でキャッチーなメロディが躍動する曲調は、実に気持ちが良く、個人的にトーメの中で気に入っている1曲です!

 

活動の場をアメリカに移したかったフィリップは、結局バンドを離れLAガンズで活動しますが、バーニーとフィリップの相性はとても良く思えますし、時が流れた今聴くと、その価値が改めて感じられるでしょう!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

All Around the World

All Around the World

  • Torme
  • ロック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes