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【楽曲紹介】ショットガン・メサイア(SHOTGUN MESSIAH)「Don't Care "Bout Nothin'」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。

 

スウェーデンハード・ロック・バンド、ショットガン・メサイア(SHOTGUN MESSIAH)が、1989年にリリースした1枚目のアルバム『Shotgun Messiah』の2曲目に収録。

 

先入観なしに聴いてたらどこの国のバンドがわからなかった、なんてケースは間々ありますけど、このショットガン・メサイアは、まさにそうしたバンドのひとつでした。本格的なグラム・メタル/バッドボーイズ・ロックンロール系のサウンドとルックスを見て、完全に西海岸のアメリカンらしい連中だなと思いきや、実は北欧スウェーデンのスコーヴデ出身でした。

 

もともと彼らは、地元スウェーデンでは奇抜なグラム・メタル風ルックスのキングピンというバンド名義で活動していました。そのアルバム『Welcome to Bop City』の制作途中で、シンガーがイージー・アクションのジニー・ジェイ・ザンに交代しつつも、本国でシングル「Shout it out」が先行ヒットします。

 

それが全米にも飛び火したことで全米でもディールを獲得。トントン拍子に進むかと思いきや、今度はバンド名の権利問題が発生して、ショットガン・メサイアへとチェンジを余儀なくされ。活動拠点を西海岸へと移しリリースされたのが本作でした。

 

トラックリストの被り具合の通り、本デビュー作は前述の『Welcome to Bop City』を基にリミックスし直して仕上げた作品になっています。楽曲、演奏、プロダクションと申し分のないクオリティで、このメジャー感溢れるサウンドのベースが、すでに本国での活動時代に完成していた事実に驚かされますね。

 

今回ピックアップした「Don't Care "Bout Nothin'」は、キレのよいリフやシンガロング誘発の耳に残るキャッチーなサビメロをはじめ、どこを切っても80sのメタル風味に溢れたご機嫌なハード・ロック・チューンです!

 

歪み成分多めのテクニカルなギターが、オブリガード連発で弾きまくり、タイトでビッグに鳴らしたドラムサウンドも相まって、メタル度高めに聴こえるのがいいですね~。

 

次作も優れた作品を送り込んでくれましたが、結局アルバム3枚で93年に解散してしまいました。過小評価されている感が強いので、ストリーミングで今こそ振り返りたいものです!

 

ぜひ、一度聴いてみてください! 

Don't Care 'Bout Nothin'

Don't Care 'Bout Nothin'

  • Shotgun Messiah
  • メタル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes