※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
オランダのヘヴィ・メタル・バンド、ボーディーン(BODINE)が、1982年にリリースした2枚目のアルバム『Bold As Brass』の4曲目に収録。
ヴァンデンバーグ登場以前から、オランダのメタルシーン黎明期を支えたバンドのひとつがボーディーンでした。ちなみにカタカナ表記は「ボーディン」正しそうですけど、かつての日本盤表記に合わせています~。
ボーディーンは78年に結成され84年に解散しているので、活動期間はそれほど長くないものの、ちょうどNWOBHMムーブメント期と被っており、楽曲によってはその影響が必然的にうかがえますね。セルフタイトルでのデビューは81年で、短いスパンで翌年にリリースされたのが本作でした。
ここから加入したのが、のちにヴェンジェンスのギタリストして活動し、さらにマルチクリエイターとして、ロックオペラプロジェクト、エイリオンで創作を続けたアルイエン・アンソニー・ルカッセンですね。このボーディーンにおいてはフルネームではなく、「アイアン・アンソニー」という表記になっています。
また、エイリオンの作品『Into the Electric Castle』に参加したのが、ボーディーンのデビュー作でのシンガーだったジェイ・ヴァン・フェッゲレンでしたが、ここで交代しています。アンソニーはシンガーになりたかったようですが、ここではギタリストとしてクレジットされています。
今回はメタルタイトル括りですので、「Heavy Metal Heart」をピックアップしました!アクセプトの「メタルハート」のフルネーム版(笑)みたいですけど、こちらはずっしりとしたシャッフルビートを基にした曲調ですね。引きずるような渋いメタルリフは、ちょっとマイケル・シェンカーっぽいなあ~なんて思ってしまいました。
本作は日本未発売でしたが、次作3枚目でようやく日本デビューを果たしました。オランダのメタルシーンに加え、アンソニーのキャリアを振り返る意味でもボーディーンの音源は興味深いと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!