※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
イギリスのハード・ロック・バンド、UFO(ユー・エフ・オー)が、1985年にリリースした12枚目のアルバム『Misdemeanor』の1曲目に収録。
以前の楽曲紹介でも触れたんですけど、UFOは多くのHM/HRファン同様に色々と聴いてきて(近作は正直ごぶさたですが、、)マイケル時代の名作群も勿論愛聴してきたものの、一番好きなアルバムは、この『Misdemeanor』かもしれません。
少数派でしょうが、筆者のようなメロハー好きなら、同じような方がいるかもしれませんね。フィル・モグのクセのあるヴォーカルスタイルが、正直それほど得意でなかったりするので、むしろメロハー的なアプローチのおかげで、その辺りを中和してくれる点も、気に入っているポイントでした。
今回ピックアップしたオープニング曲「This Time」の、スペーシーなポリシンセのリフレインが聴こえてきた時、思わずきた〜っ!と心の中で叫んでしまいました(笑)。80sのメインストリームを狙って、アメリカナイズドされた方向性ですから、マイケル時代のファンの中には、脱力したファンも多かったと察します。
それにしても、キャッチー極まりないサビメロのフックの強さといい、UFOがここまでこなれたメロハーを奏でてくれたのは、嬉しい驚きでした。その大きな立役者が、ギタリストのアトミック・トミー・Mこと、トミー・マクレンドンの存在でしょう。
横浜生まれの日系人という点で、どこかミステリアスでありながら親しみを感じましたね。初期ラウドネスをプロデュースした、ダニー・マクレンドンは、確か兄弟にあたるはずです。
アーム付きのSGギターを使ったそのギタープレイは、細かいアーミングのセンスが独特で、強引とも言える速弾きと相まって、激アツな気持ちを掻き立ててくれます。正確さよりも感情をぶつけるようなギタープレイは、実に個性的で好みでしたね〜。むしろ、メロハー的な整合性を一番ぶち壊していたのはトミーかもしれません(笑)。
他にも叙情的なギタープレイ炸裂の「Heavens Gate」を始め、アルバムにはいい曲がたくさんなので、また紹介してしまうかもです!
ぜひ、一度聴いてみてください!
こちらは過去記事です〜。