※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
イギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、FM(エフエム)が、1989年にリリースした2枚目のアルバム『Tough It Out』の4曲目に収録。
音楽ストリーミングサービス・サブスクで、メロハーの名盤やマストな1枚が網羅されている率は、個人的な体感上で7〜8割?という印象ですけど、また1枚ここにクリア!されました〜。
アーティストによっては、肝心要な作品だけがストリーミング解禁されておらず、、というケースも間々ありますが、FMの場合はこちらにも当てはまっていたので、こうして気軽に聴く機会が増えて、まずは良かったですね〜。
メロディアス度ではデビュー作も負けていませんが、『Tough It Out』は、FMの最高傑作というだけでなく、80年代末期のメロハーを締める名盤のひとつであるのは、多くのメロハーファンの共通認識でしょう。
デズモンド・チャイルド等、外部ライターを惜しげもなく使った楽曲に加え、名手ニール・カーノンによるクリアでパワフルなサウンドプロダクションが有機的に結びついて、一気にメジャー感を増しており、80sのメインストリームのバンド群に劣らないレベルの作品に仕上がりました。
メジャーレーベルであるエピックソニーが、このタイプのバンドが出してきたのは、当時ちょっと意外でしたし、それに見合うクオリティの作品を見事に用意してきたな、という印象を受けましたね。
いい曲多すぎで、1曲選ぶのは難しいんですが、今回は外部ライターを使った「Someday」をピックアップしました!こちらはヴィーナス・アンド・マーズでも活動したソングライター、ロビン・ランドールとその娘のジュディス・ランドールによる楽曲で、マーク・フリーの作品にも採用されたこれぞメロハー!といえる名曲です!
哀感をたっぷり讃えたフック満点の美メロを、スティーヴ・オーヴァーランドがソウルフルなヴォイスで歌い上げるだけでも昇天ものですけど、キラキラとしたキーボードのアレンジや、巧みに転調していくコード展開に見られる曲作りの妙には、思わず唸らされてしまいます。
ストリーミング環境で久々に聴いても、全く色褪せないからこそ、名曲、名作と言えるのでしょうね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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