※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
スウェーデンのメロディアス・ロック・シンガー / ソングライター、トミー・ニルソン(Tommy Nilsson)が、1990年にリリースした4枚目のアルバム『Follow the Road』の1曲目に収録。
前回のメロハー括りでイージー・アクションを取り上げた流れで、今回はそのシンガーを務めたトミー・ニルソンのソロ楽曲をご紹介しましょう〜。
トミーは70年代後期にスウェーデンのプログレバンド、HORIZONTでキャリアをスタートしたのち、80年代に入りソロシンガーとしての活動を開始。メロウなAOR系のシングル「No Way No How」(残念ながらストリーミング未解禁)がいきなりフランスで大ヒットし、デビュー作も成功を収めます。
その余勢をかって、翌年にはLAの名うてのスタジオミュージシャンを起用したAOR作『Tommy Nilsson』をリリースするも、予想外にあまり話題にならず。。傷心したのか、やけを起こしたのか(笑)、その後、前述のイージー・アクションに加入して、ソロ時代のテイストをバンドに持ち込みました。この時期にはTOTOのヴォーカリストとしても有力候補に上がっていたようですね。
イージー・アクション解散後、再びソロに転身し、87年にはトーン・ノーラムとのデュエット曲が本国で大ヒット。90年代から2000年代にかけてソロ作品を多数リリースし、ソロシンガーとしてはもちろん、声優、俳優など多方面で活躍を続けています。
ソロ作の大半は母国語での歌唱ですが、今回ピックアップした「Looking Through the Eyes of a Child」は、英語での歌唱作品のオープニングを飾る、爽快でキャッチーな良質のメロハーチューンです!北欧ならではの透明感を漂わせつつも、アメリカ、ヨーロッパで精力的に活動をしてきた実力派アーティストらしい、メジャー感溢れる一流の仕上がりは流石です。
日本ではあまり語られることのないアーティストですけど、初期作品も味わい深いので、AOR括りで改めて紹介したいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!