※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
2022年2月11日、イタリアのメロディアス・ハード・ロック・バンド、ライオンヴィル(LIONVILLE)の約1年半ぶり5枚目のニュー・アルバム『So Close to Heaven』がリリースされました。
こちらも先行楽曲が、例にもれず早くから公開されていて、フルアルバムもストリーミング解禁されていたのに、なぜか紹介が遅れてしまいました(汗)。
ということで、メロハー大好きな筆者が今一番注目していると言っても過言ではない?シンガー、ラーズ・サフサンド絡みでは、ワーク・オブ・アートとともに2大重要バンド(プロジェクト)のひとつ、ライオンヴィルの新作が早くも登場です!
2011年にイタリア人ソングライター、ステファーノ・ライオネティらとともに、メロハーの新プロジェクトとして始動したライオンヴィル。2017年の3作目から同郷イタリアのフロンティアーズに移籍してから創作意欲は加速していき、2年も待たずの新作となります。
しかもその間の2019年には、本体(一応始まりが2008年で先なので)のワーク・オブ・アートの4作目がリリースされてますから、メンツは違えど、ラーズ関連推し(笑)には幸せな寡作状態が続いています。
しかも、出る作品のどれもがおしなべて高品質!極上のメロハーがこれでもかと凝縮された新作が、こんなにハイペースでリリースされると、じっくり味わう間もないほどで、贅沢な悩みかもしれません。
今回も現代メロハーの新たな傑作誕生です!の一言でいいほどなんですけど(笑)もう少し補足してみたいと思います。基本的なサウンドや楽曲の方向性は、前作と大差がないものの、ラーズが全編でヴォーカルを担当している点は、やはり大きいですね〜。
新・メロハーを歌うために生まれてきた男(笑)だけに、その伸びやかな美声と卓越した表現の歌唱を終始聴くだけで、アルバム全体の説得力と透明感がさらに増した気がします。
総帥ステファーノの楽曲センスはさらに磨きがかかり、これだけ粒揃いで捨て曲なしの良曲を、わずか1年半という短いスパンで揃えるとは、いやはや恐れ入ります。最近のニール・ショーンあたりにも見習ってほしいものですね(汗)。。
サウンドプロダクションも、前作からベースのジウリオ・ダグニノが担当。クリアで比較的奥行きを持ったメジャー感のある音作りを得意としており、初期の作品に比べても音質は格段に向上しています。
期待し過ぎた部分もありますけど、ワーク・オブ・アートの最新作が、傑作『Framework』に比べると、若干劣る内容だっただけに、バンド感も増してきたライオンヴィルの方が、作を追うごとの伸びしろや勢いを感じますね〜。
以前よりも両者が一層似てきて、最後はどちらか訳がわからなくなりそうですが(笑)、いずれにせよ、2つの優良なメロハープロジェクトが並行しているのを、今後も幸せに感じつつ見守りたいと思います。願わくば、よりバンドとしてライヴ活動にもっと積極的になってほしいところです。
今回はアルバムから、先行楽曲としてMVとともにストリーミング解禁されていた「Cross My Heart」をピックアップしました!リード曲に選ばれるだけあって、メロディの扇情度やサビのフックは文句なしで強烈ですね〜。ハード・ロックとしてのダイナミズムもしっかり感じられる中で、夢見心地な極上のメロハーを存分に堪能できるでしょう!
聴いてほしい度
90%
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