※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
スイスのヘヴィ・メタル・バンド、キラー(KILLER)が、1983年にリリースした3枚目のアルバム『Stronger than Ever』の1曲目に収録。
スイス産のHM/HRといえば、クロークスやゴッドハード辺りをまず想起しますけど、80年代に活動していた貴重なメタルバンドとして、キラーを少しだけですが(笑)思い出します。同じようにマニア向けの同名異バンドがベルギーにもいましたし、ポール・ディアノのキラーズもいたりするので、何だかややこしですね〜。
キラーはスイスのソロトゥルン(読み方あってる?)で79年に結成され、81年に発禁ジャケが強烈な『Lady Killer』でデビューします。ストリーミングでもジャケ写が確認できてしまいますね。。翌年リリースされた2枚目も含めて、AC/DCタイプといえるタテノリのハード・ロックンロールを主軸に奏でており、同郷のクロークスともイメージが重なります。
ところが、さらに翌年も続けてリリースされた本作では、初期のイメージも残しつつも、より正統派メタルのエッセンスとツインリードを強調したメロディが強化されており、B級ながらも許せる(笑)内容になってきました。
特に8曲目に収録された「Stay with Me」後半の哀感溢れる美麗なツインリードの応酬は素晴らしいんですけど、今回はメタルど真ん中括りなので、オープニングを飾る「The Eyes of Time 」をピックアップしてみました!
イントロのSEが長過ぎなのはタマにキズですけど、ドライヴ感抜群のリフ攻撃は、プリースト直系の正統派メタルを高らかに主張しています。シンガーはお世辞にも上手くないものの、シンガロングできるキャッチーなサビもいいですね〜。
積極的に盛り込まれたツインギターのメロディアスなフレージングも効果的ですし、後半転調していくアレンジも含め、どこか憎めない安心して聴けるメタルナンバーに仕上がっています!
それにしても、ジャケットのメンバーのコスチュームが、サテンのスパッツとかが80sっぽくて微笑ましいですね〜。なぜかジャパメタのヴェイルとかを思い出してしまいました(笑)。
ぜひ、一度聴いてみてください!