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【楽曲紹介】ストリーツ(STREETS)「If Love Should Go」

※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!

 

アメリカのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ストリーツ(STREETS)が、1983年にリリースした1枚目のアルバム『1stの1曲目に収録。

 

”ヴォイス・オブ・カンサス”として数々の名曲を歌い上げてきたスティーヴ・ウォルシュが、80年のアルバム『Audio-Visions』でカンサスを離れ、85年の『Power』で復帰するまでの間、活動していたのがストリーツでしたね。

 

82年にアトランタで結成され、メンバーにはシティ・ボーイで活動していた”メロハー職人”マイク・スラマー(G)、のちにスティーヴとともにカンサスに参加するビリー・グリアー(B)らが揃いました。

 

83年に入り初ライヴを行ったストリーツが、アトランティックと契約して同年に完成させたのが本デビュー作でした。プロデューサーにニール・カーノンを迎え、適度にハードで80sらしいキャッチーなテイストを加味しながらも、スティーヴならではの美しいメロディと個性的な歌唱が堪能できる充実作に仕上がりました。

 

ボー・ヒルをプロデューサーに迎え、より現代的で力強いアメリカン・ハード指向を強めた次作も素晴らしい作品ですけど、メロディのフックの強さでは、デビュー作の方が一歩リードしているように思えます。

 

今回ピックアップした「If Love Should Go」は、哀愁を帯びたギターとシンセの響きに導かれ、キャッチーなメロディと交錯しながら進んでいく、良質なメロディアス・ハード・ロック・チューンです!

 

メロディへの拘りや曲作りの妙も十分に感じられ、何よりスティーヴの歌声の魅力も活かされているので、カンサスのファンが聴いても納得できる1曲でしょう。本国ではシングルカットされて、ビルボード87位とそこそこの記録でしたし、アルバムの方も166位止まりで、トータルでは成功したとは言い難いでしょう。

 

結局、2作とも日本盤ではリリースされず、2作目のリリース後に解散。それから約1年経って、スティーヴがビリーを連れてカンサスに復帰することになります。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

If Love Should Go

If Love Should Go

  • Streets
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes