※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ハード・ロック・シンガー、テリー・ブロック(Terry Brock)が、2001年にリリースした1枚目のアルバム『Back to Eden』の2曲目に収録。
以前のメロハー括りで取り上げた英国産のメロハーバンド、ストレンジウェイズのシンガーとして、アメリカ人ながら活躍したのがテリー・ブロックです。
メロハー界に何人もいるスティーヴ・ペリーに影響を受けてます系(笑)シンガーの中でも、ストレンジウェイズの『Native Sons』『Walk On The Fire』での活躍ぶりも相まって、メロハーマニアの間ではソロ活動においても比較的信頼の置ける、評価の高いメロハーシンガーの一人と言えるでしょう。
この1作目のソロ作は、初期フロンティアーズレコーズからリリースされました。現在のように過剰なリリースがなされていない時代のフロンティアーズでしたので、丁寧に作り込まれた作品も多く、隠れたメロハー好盤に出会える確率も高い気がします。
このテリーのソロもそんなアルバムの一つと言えるでしょう。イケてないアー写を全面に使ってしまった、霞んだ色味の謎のジャケットがあまりに酷く(汗)、、試聴と購買意欲を猛烈に削がれますが、ジャケに目をつぶって試してほしいと思います。
収録曲にはストレンジウェイズのアルバムと同名の「Native Sons」が入っていたり、サバイバーのジム・ピートリックの楽曲が入っていたり、注目ポイントがちょいちょいありますけど、何よりテリーのヴォーカルを基軸に良質な楽曲を、クリアで良好なサウンドプロダクションで聴かせる、メロハーの定石的な作品に仕上がっています。
今回ピックアップした「I Wanna Love Someone」は、イントロダクションに続いて、アコースティックのストロークに導かれた雄大な雰囲気が響き渡る、典型的な大陸型メロハーの佳曲です!テリーがエモーショナルに歌い上げる、ゆったりとした美しいメロディラインと、伸びやかなギターのオブリガードの絡み具合が何とも俊逸で、心に新鮮な感動と安らぎを与えてくれるでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!