※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド、ダムド・ネイション(DAMNED NATION)が、1999年にリリースした2枚目のアルバム『Road of Desire』の2曲目に収録。
95年にストックホルムで結成されたダムド・ネイションは、メロハー系が手薄な90年代末期に突如登場し、日本だけで注目されたバンドなので記憶に残っています。ズバリ専門誌のレビュー評価が異様に高かったのがその理由なんでしょうけど、いまの状況とは違って、レビューがセールスや評価を左右してしまう時代でしたね。
海外ではメロハーマニア御用達レーベルだったイギリスのZ RECORDSからのリリースで、日本盤はポニーキャニオンからでした。筆者も当時レビュー評価に釣られて買ってしまったんですが、、あの意味不明な絵柄のジャケットを見たとき、さすがに躊躇してしまいました(笑)。ファンタジックな大自然の中で坐禅を組んだ女が睨みを効かせて(笑)、、カラフルな色合いはいいんですけど、そもそも構図がなんだか変ですよね。
肝心の音の方は、この手のニューカマーがレアな時代だっただけに期待しまくったものの、凡庸な曲も散見されて、悪くはなくとも正直そこまで評価できるかなあ〜という印象でした。とはいえ時代が時代ですから、キーボード奏者も在籍する典型的なメロハーバンドとしての存在は貴重で、日本のHM/HRファンを楽しませてくれたのも事実でしょう。
今回ピックアップした「When The Truth Becomes A Lie」は、日本人好みの叙情的なメロディの乱舞が胸に迫るメロハー佳曲です!意外とエッジの効いたギターのリフが心地よく、メタル度がしっかり感じられるのもいいですね〜。
シンガーのトーマス・トーセンはソウルフルにしっかりと歌い上げるタイプで、なかなかの逸材です。デヴィカバっぽいニュアンスも感じられるせいか、この曲では北欧の爽やか系メロハーというより、英国産に近いより湿り気を帯びた雰囲気が魅力と言えるでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!