※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ハード・ロック・バンド、ニュー・イングランド(NEW ENGLANDが、1979年にリリースした1枚目のアルバム『New England』の2曲目に収録。
多くのメロハーマニア、メロディ愛好家に絶対的な信頼を得ている伝説のバンド、ニュー・イングランド。2016年に奇跡の初来日を果たすなど、とりわけ日本で異常に高い評価を受けている感があります。
アメリカン・プログレハード、産業ロックなどにもカテゴライズされ、どれも間違っていないと思いつつも、個人的にはメロディの圧倒的な扇情力の強さから、メロハーの隠れた親玉(笑)と認知するのが一番しっくりきますね。
73年に結成されデビューしたのが79年と、すでに40年以上の時が経過しましたけど、デビュー作で見せた輝きは色褪せていませんね。久々にストリーミングで聴き直しましたけど、甘酸っぱくも美しいメロディと分厚い人力コーラスの洪水には、今でもとろけそうになります。
79年当時にラジオでエアチェックして、筆者がニュー・イングランドを知るきっかけになったのが、今回ピックアップした究極のメロハーチューン「Don't Ever Wanna Lose Ya」です!アルバムには他にもいい曲があれど、やはりこの曲は特別な思い入れを感じます。
強いフックのお手本と言えるポップでキャッチーなサビメロとコーラスは、AMラジオでも美しく響きインパクト絶大でしたね。ちょうど同時代にシングルヒットしていた、ボストン「Don't Look back」と並んで、大好物の分厚いコーラスが彩る名曲となりました。
音楽雑誌をチェックして、ハーシュ・ガードナーのモリモリへアに驚いたり(笑)、マイク・ストーンに加えプロデュースがポール・スタンレーだったのかと、さらに驚いたりしましたけど、セールス的には全米40位がやっとで。。次作以降はのちに再評価されていますが、当時は尻つぼみで終わってしまったのは残念でしたね。
確かにボストンやカンサスをはじめとした、一線級の同系バンドと比べると、メジャーに化けるための決定打に欠けていたのかもしれません。それでもメロハーの隠れた名バンドとして、これからもいろんな場面で永く語り継がれていくことでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!