※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます。
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド、トーク・オブ・ザ・タウン(TALK OF THE TOWN)が、1988年にリリースした1枚目のアルバム『Talk of the Town』の4曲目に収録。
北欧メタルシーンの重要シンガー、トーマス・ヴィクストロムが在籍したメロハーバンドですね。トーマスはキャンドルマス、ストーム・ウインド、ダーク・イリュージョンなど、様々なタイプのバンドを渡り歩きますが、プロキャリアの原点はここに遡ります。
この時代の北欧メロハーは、当時目新しいバンドが出るたびに輸入盤店で必ずチェックしていました。トーク・オブ・ザ・タウンのCDを見つけた時、なんだかくすんだ冴えないジャケットだなあ〜、と期待せずに聴いたので、内容の良さに掘り出し物発見!と喜んだものです。
音の方は北欧メロハーの王道行きまくりのサウンドで、ギター地味目でキーボードがかなりフィーチャーされているのが特徴です。曲によっては、ギターソロがなくてキーボードソロだけ!の場合もあり、メロハーっぽさもその分高めの気がしますね〜。
哀愁の漂う人気曲「Free Like an Eagle」をはじめ、どの楽曲も粒揃いで最高なんですが、今回ピックアップした「Undercover Love」は、一風変わったキーボードのイントロに始まり、短めのBメロから一気にフック満点、分厚いコーラスのサビになだれ込む良曲です!トーマスの艶のある声質は、こうしたメロハーでしっくりきますね。
結局、トーマスが1枚だけで脱退してしまい、デモを集めた2枚目、復活の3枚目をリリースしましたけど、内容もパッとせずシーンから消えてしまったのは残念でした。ストリーミングではそれらも聴けますし、1枚目のボーナスで未発表曲とトーマスのソロ曲もアップされています。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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