※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、グレイヴストーン(GRAVESTONE)が、1986年にリリースした5枚目のアルバム『Creating a Monster』の1曲目に収録。
”グレイヴなんちゃら”で真っ先に思い出すメタルバンドは、グレイヴ・ディガーでしょうけど、もう1つ80年代の同じジャーマン勢として、グレイヴストーンを忘れてはいけないでしょう。
当時、確か日本盤すらも出ない程度でしたけど、アクセプトが人気を博し、ハロウィンが登場以前の80年代中期におけるジャーマン・メタル・シーンにおいて、本格的な正統派メタルを奏でるバンドとして期待される存在でした。
歴史を紐解くと、元々は70年代後期からプログレッシヴ・ロックを標榜したバンドとしてスタートし、次第にハード・ロック、ヘヴィ・メタルへと音楽性を変化させていきました。のちにUDO、SINNERで活躍するギタリスト、マティアス・ディースも3、4枚目発表時に在籍しています。
4枚目の『Back to Attack』も良作ですけど、よりサウンドクオリティが上がったのが『Creating a Monster』です。今回ピックアップした「Master of the Earth」は、そのオープニングに収められたパワー・メタルの佳曲です!
ジャーマン・パワー・メタルの教科書的なギターリフを伴い、ちょうど良い疾走感で駆け抜ける曲調が、有無を言わさずヘッドバンギングを誘発します!ヴォーカルの超絶ハイトーンも含め、有名ジャーマン・メタル勢にも決して引けを取らない安定感がありますね〜。
作品の出来に比して、今ひとつパッとしなかったのは、このダサすぎる怪物の横顔ジャケ(笑)も原因なんでしょうか。。。メンバーの何人かはのちに48クラッシュというメロディアス・ハード風味のバンドで作品をリリースしていて、こちらも良作になっています。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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