※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ラウド・アンド・クリアー(LOUD AND CLEAR)が、2008年に限定でリリースしたアルバム『Festival of Fire』の12曲目に収録。オリジナル・ヴァージョンは、1997年にリリースした1枚目のアルバム『Loud & Clear』の2曲目に収録。
ラウド・アンド・クリアーというバンド名からしてストライパーの楽曲を連想させますが、90年代半ばのメロハー暗黒期に忽然と日本デビューしたバンドとして、記憶に残っているメロディ愛好家の方々も少なくないでしょう。
中心人物でシンガーのジェス・ハーネルは、東海岸のニュージャージー出身ですが、ロサンゼルスを拠点とするラウド・アンド・クリアーを立ち上げ、デビュー作を作り上げました。こうしたサウンドが抹殺されていた本国では自主制作にとどまったものの、需要のあった日本ではレーベルの目に留まり、リリースに至ったわけですね。
ジェス自身は、ラウド・アンド・クリアーより前の1995年に、これも自主制作でソロアルバムをリリースしており、こちらもラウド・アンド・クリアーがデビューしたことで、1998年に晴れて日本盤化されました。
良い意味で完全に時代錯誤といえる80s感を身にまとったメロディアスな楽曲と、ジェフの突き抜けるハイトーンボイスが何とも心地よく、90年代半ばから後期のLAにおいて、よくぞこのサウンドを標榜したものだと思わずにはいられません。
今回ピックアップした「Love Waits」は、TNTを彷彿とさせるキャッチーなメロディとコーラス、リフレインが乱舞する、爽快なメロディアス・ハード・ロック・チューンです!名前がハーネルゆえだからか?トニー・ハーネルっぽさも持った声質が、曲調にベストマッチしていますね~。
その後、2枚目を2002年にリリースしてからは音沙汰がなかったものの、2008年にはイギリスのファイアーフェストに出演し、その際にライヴ映像などを残しています。
ストリーミングでは2008年にバンドが100枚限定?で直売りしたと思われる、1,2枚目からセレクトした楽曲で構成した『Festival of Fire』での音源がアップされていますが、オリジナルでかなりショボかった(汗)音質が改善されているので、改めて聴き直してみると、当時よりも印象がアップすることでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!