※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
カナダのヘヴィ・メタル・バンド、ウィッチキラー(WITCHKILLER)が、1983年にリリースした1枚目のEP『Day of the Saxons』の1曲目に収録。
81年にカナダのオタワで結成された4人組のウィッチキラーは、その寡作ながらも純度の高い正統派メタルを披露したことで、マニアには一定の評価を得ているバンドです。結成翌年からデモを毎年発表し、それが認められてメタル・ブレイドと契約。84年のコンピレーションに続いて、初の単独音源としてリリースされたのが本EPでした。
LPではA面2曲、B面3曲のみが収められ、メタルブレイドお抱え、若き日のビル・メトイヤーと総帥ブライアン・スレイゲルがミックスを担当しており、音質が良いとはいいがたいものの、及第点をつけられるクオリティに仕上がりました。
漆黒の中で斧を持ったメンバーが並ぶアー写が示す通り、正統派意外何物でもない純粋なヘヴィ・メタルが展開されます。アーマード・セイントをはじめ、80sの正統派USメタル好きにはたまらないサウンドでしょう。
今回ピックアップした「Day of the Saxons」は、オープニングに収められたウィッチキラーを代表する正統派ヘヴィ・メタル・チューンです!シンプルながらプリースト直系の典型的なギターリフと適度に疾走するドライヴ感、しっかり歌う男臭いヴォーカルと、やっぱりこの手の基本的なメタルを聴くと妙に落ち着きますね~。ちょいとドタバタ走り気味のドラミングすらも、B級の味として許せてしまいます。
EPゆえか日本盤のリリースもなかったわけですが、期待されたフルアルバムを作ることなく本作のみでバンドは消滅してしまいます。シンガーのダグ・アダムスは、その後カナダのレックレスで活動したようですね。ウィッチキラー自体は2012年にまさかの再結成、2021年にシングルまでリリースしています。
関係ないですけど、ディスクユニオンにウィッチキラーのEPジャケ柄のTシャツが以前売ってたようで、いやあ~マニアックですね~着用する勇気はありません笑
ぜひ、一度聴いてみてください!