これぞ80s!のイメージなヘア/グラムメタル系を紹介していきます。
アメリカのHM/HRバンド、HURRICANEが1985年にリリースしたアルバム『Take What You Want』の4曲目に収録。
HURRICANEといえば、QUIET RIOTの弟分的なバンドというイメージがありますね。実際、ギターのRobert SarzoがRudy Sarzoの弟、ベースのTony CavazoはCarlos Cavazoの弟ですからね。それぞれ、パートが入れ替わっているのが面白いところです。
後期にはあのDoug Aldrichも在籍していましたし、LAのシーンにおける重要バンドであ流のは間違いないですね。ただ、数あるLAメタル系バンドと比較して、HURRICANEの場合、悪くいえば地味というか真面目、よくいえば正統派で玄人好みのイメージでした。
全米TOP40入りした「I'm on to You」なんかも、いい曲なんですが、ミドルテンポでLAメタルっぽい派手さとは真逆の、落ち着いたイメージでしたからね。今やFORIGNERのヴォーカリストとして活躍中のKelly Hansenの本格派と言える歌唱ぶりも、そうしたイメージの一翼を担っていたのは間違いありません。
初来日公演も当時観に行きましたが、派手さがなかった分、堅実なパフォーマンスだった記憶はうっすらとあるんですが、正直あまり印象に残っていません(汗)。
今回ピックアップしたのは、メジャーレーベル前の自主制作の音源から、バンドのテーマ曲的な「Hurricane」です。”ハ〜リケン、カミン!”のサビの部分は、聴くたびにシンガロングしてしまいますね〜。
メジャーデビュー後もいいんですが、パワーと勢いを感じさせる自主制作の音源の方が、筆者は気に入っています。ジャケットも、あとで差し替えられたメンバー写真よりも、オリジナルの女性ヴァージョンの方がGOODです。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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