※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュメタルを紹介していきます。
アメリカ・ベイエリアのスラッシャー、EXODUSが1990年にリリースした4thアルバム『Impact Is Imminent』の1曲目に収録。
現時点でEXODUSは、10枚のオリジナルアルバムをリリースしています。比較的作品の当たり外れが少ない中でも、デビュー作の『Bonded By Blood』や、3枚目のFabulous Disaster』辺りを、フェイヴァリットに挙げるファンが多いでしょう。
筆者も例に漏れず、その辺りの作品は何度聴いたかわからないほど好きですが、”スラッシュらしさ”の観点でいえば、『Impact Is Imminent』を忘れてはいけません。
特筆したいのが、ギターのえげつないクランチ度合い!エッジを効かせてザクザクを極めた、むしろ爽快とも言いたくなるサウンド創りは、EXODUSの数ある作品の中でも、1、2を争うスラッシュ度合いの高さを体感できます。
やはり、Gary HoltとRick Hunoltの二人のギターによるH-TEAMがプロデュースを手がけている点が大きいですね〜。他の作品に比べても、ギターの音量レベルが必要以上に大きすぎ(笑)
EXODUSのギターの音創りを聴いていると、スラッシュ・メタルはギターのクランチこそが肝!そんな命題を改めて教えてくれる気がしますね。
今回ピックアップしたのは、中でも究極のクランチリフが存分に堪能できる「Impact Is Imminent」。ジャケットの鉄球が車にぶつかったと思われる(笑)SEを切り裂くように刻まれる、イントロのザクザクしたクランチリフに、熱くならないスラッシャーはいないでしょう。
Steve "Zetro" Souzaの吐き捨てヴォーカルの合間に挿入される、”インパクトイズイ・ミ・ネント!”のシンガロングも最高!スラッシュなのになぜかキャッチー、そんなEXODUSの魅力を表していますね。
ドラムはANTHRAXのローディーを務めていたJohn Tempestaが担当。Tom Huntingの独特な跳ねるようなリズムには勝てないものの、ちょっとドタバタで忙しないドラミングが、むしろいい味を醸し出してます。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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