※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます！
日本のヘヴィ・メタル・バンド、X-RAY （エックス・レイ ）が、1983年にリリースした、１枚目のアルバム『魔天〜Hard Section』の5曲目に収録。
数多あるジャパメタの中でも、X-RAYは筆者の中でベストと言ってもいいほど、大好きなバンドです。楽曲良し！演奏良し！の優等生的なバンドで、若さに似合わず隙がないんですね。メタルらしい荒々しさを求める人には、少々物足らなかったのかもしれません。
X-RAYといえば、ギターの湯浅晋をまず想起するでしょうが、デビュー時に彼がまだ17歳だったという事実には驚きです。初期の作品を改めて聴いてみても、とても17歳とは思えない、非凡なギタープレイと優れたソングライティング能力ですね。
湯浅がとかくフィーチャーされがちでしたが、各メンバーの力量も粒揃いでした。当時のライヴを観ていますが、音源のイメージと差異のないままに、一層力強さを増した演奏に、打ちのめされた記憶があります。
好きな曲が多く１曲選ぶのが難しいんですが、今回ピックアップした「Hard Section」は、３連シャッフル系の典型的なジャパメタスタイルで、筆者が当時、ラジオを通じて初めて聴いて衝撃を受けた楽曲です。
後期の作品に比べて、湯浅のヘヴィなギターが全面に押し出されているのがいいですね。ギターソロの組み立てとか、マジで天才か！といいたくなります。藤本朗の驚異的なハイトーンヴォイスも日本人離れしてますよね。
83年頃のジャパメタ作品の音質は、有名バンドでもたいていギターソロが突然大きくなったり、ドラムの音がショボかったり、欧米のバンドとの違いが明白でした。その点、X-RAYのデビュー作は比較的クリアで迫力のあるプロダクションを実現してますね。なぜか次作は突然ショボい音質になりましたが（汗）。
X-RAYに関しては贔屓なので（笑）、違う楽曲も追って紹介したいと思います！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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