※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のハード・ロック・バンド、 ヘヴィ・メタル・アーミー(HEAVY METAL ARMY)が、1981年にリリースした、1枚目のアルバム『Heavy Metal Army』の1曲目に収録。
ジャパメタ関連のストリーミング化はなかなか進みませんが、こちらひっそりと最近になってアップされていたのでご紹介しましょう~。ということでヘヴィ・メタル・アーミーです!バンド名のインパクト度合いでは、ジャパメタ史でも随一でしょう。
ちょうど81年にアイアン・メイデンがリリースしたライヴ・イン・ジャパンのEPのタイトルにも「ヘヴィ・メタル・アーミー」と名付けられてます。しかもジャケットには刀を持ったエディが描かれ、ヘヴィ・メタル・アーミーで描かれた甲冑の武士となんとなくコンセプトが似てたりして、面白いですよね~。
バンド名から当然音の方もゴリゴリのメタルと思ってしまいますし、当時の音楽誌の広告で見て、これは凄い激しい日本のメタルバンドの登場!と期待したんですけど、音楽性はまったく違ってズッコケましたね(笑)。むしろ、キーボードを主体とした伝統的なハード・ロックで、当時としてもメタルの印象は薄いものでした。
とはいえサウンドのクオリティは、元カルメン・マキ&ラーフの中島優貴(Key)を中心に、元ジョージ紫&マリナーのJJ(Vo)、元コンディション・グリーンのシンキ(G)、元クリエイションのチェピート(B)、元紫のチビ(Ds)と沖縄ロックシーンを中心とする各メンバーの力量の高さから、当時としてはなかなかのもので、ジャパメタ黎明期を飾る重要なバンドと言えるでしょう。
今回ピックアップしたオープニングを飾るバンドのテーマ「Heavy Metal Army」は、中島優貴の時代を感じさせる派手なシンセが響く中、むしろ70sを由来とするハード・ロックのダイナミズムを堪能できる、ヘヴィ・メタル・アーミーを代表するチューンです!
他にもプログレ色を持った楽曲なども散見され、シンガーもこなす中心人物、中島優貴の色合いが強く感じますね。結局はメタルバンドと思われたことに困惑したようで、各メンバーの方向性の違いから発展的に解消し、イースタン・オービットへと姿を変えていきました。
ぜひ、一度聴いてみてください!