※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュメタルを紹介していきます。
アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、 ダーク・エンジェル(DARK ANGEL)が、1991年にリリースした4枚目のアルバム『Time Does Not Heal』の1曲目に収録。
今やテスタメントで活躍するドラマー、ジーン・ホグランのキャリアの原点であるダーク・エンジェル。スラッシュムーブメントの頃以来、新しい音源こそリリースしていないものの、近年になって再結成を果たすなど、ジーンの多彩なキャリアを語る上でも、最重要のバンドと言えます。
ダーク・エンジェル時代のジーンで、個人的に真っ先に頭に浮かぶのが、伝説の”コンバットツアー”の模様を収めたライヴ映像、「アルティメット・リヴェンジ2」での御姿でしょう〜。怪しいサングラス姿の巨漢ドラマーが映し出され、ドラムセットから完全に上半身がはみ出した状態(笑)になっていたのは、あまりにインパクトが大き過ぎました。最初見たとき、立ったままでドラムを叩いてるのか!と、本気で錯覚しましたからね(笑)。
映像でのライヴの様子は、猛烈な勢いのみでねじ伏せていくパフォーマンスでしたが、1、2枚目の作風もまさにそうしたスタイルを踏襲していました。1曲聴く分にはカッコよくても、アルバム全編を聴き通すのは、相当な気力体力を使ってしまいます。。
そんな印象を完全に覆してくれたのが、アルバム『Time Does Not Heal』でした。当時、ダーク・エンジェルの新作が出てるな〜、と何気なく買ったところ、聴いてびっくり〜。曇りが取れたようにクリアになったプロダクションに加え、ごちゃついた印象があった演奏、楽曲ともに見事に整理されて、緩急がついた聴き応えあるサウンドに大変身!
何せ6分以上の楽曲がずらりと並んでいるのに、「9曲、67分、246のリフ!」という宣伝文句通り、多彩なリフが次々登場し、全く飽きさせないのには驚かされます。今回ピックアップしたタイトルチューン「Time Does Not Heal」は、その典型とも言える長尺かつ、テンポ、リフ、メロディがコロコロ変化していく、プログレッシヴ・スラッシュ?と言いたくなる逸品です!
それにしても、246個のリフって、どーやって数えたんでしょうかね(笑)??
ぜひ、一度聴いてみてください!
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