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【楽曲紹介】ヴァイキング(VIKING)「Man Of Straw」

※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュ / デス・メタル系を紹介していきます。

 

アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、ヴァイキングVIKINGが、1989年にリリースした2枚目のアルバム『Man Of Straw』の9曲目に収録。

 

1986年に西海岸ロサンゼルスで結成されたヴァイキング。1990年に一度解散しているので、80年代当時はほん短い期間活動したスラッシャーですね。その活動中にはダーク・エンジェルと兄弟バンドのように、密接な関りを持つことで知られています。

 

中心人物はロン・エリクセン(Vo、G)で、ブレット・エリクセン(G)を含む4人編成。ライヴ活動を始めて早々にメタル・ブレイドに見初められディールを獲得。その第一弾となったデビュー作が1988年の『Do or Die』でした。

 

ここでは猪突猛進、爆走を重ねる引きつく暇もない怒涛のスラッシュを展開。未完成でお世辞にも良好なサウンドプロダクションではないものの、初期衝動をぶつけた熱い音塊は、マニアにはたまらないでしょうね~。

 

リリース後、メガデスをはじめとした有名スラッシャーとステージを共にし、その名を広めていきましたが、ロンはダーク・エンジェルLeave Scarsにゲスト参加。両バンドの関係が深まっていきます。

 

そして、次なるステップとしてリリースされたのが『Man of Straw』でした。一聴してわかりますが、音質もクリアに改善、押し一辺倒の楽曲に緩急が加わり、パフォーマンスも含めてレベルアップしていますね。

 

ここにはダーク・エンジェルのロン・ラインハートがゲスト参加し、パット・ベネターのユニークなカヴァーも収録。ダイハードなスラッシュマニアは1枚目推しでしょうが、個人的には整合性を増した2枚目が好みです。

 

どれも一長一短ではあるので、今回はタイトル曲「Man Of Straw」をピックアップしました!複雑かつ不穏なギター&ベースの単音リフレインのイントロから、ザックザク刻むギターリフになだれ込む展開がクールですね~。程よくテクニカルでテンポチェンジを繰り返して疾走する様は、コロナー+スレイヤーといった独特な雰囲気も漂います。

 

将来を嘱望されたヴァイキングでしたが。ロンがクリスチャンの洗礼を受けたことで歌詞が相いれなくなり、1990年に解散。ブレットはダーク・エンジェルに参加しました。

 

その後、2011年に再結成し、2015年に3枚目の『No Child Left Behind』をリリース。ここにもダーク・エンジェルのマイク・ゴンザレス(B)、ジーン・ホグラン(Ds)が参加し、両者の関係性をうかがわせますね。

 

ちなみに3枚ともストリーミングで聴けますが、『Man of Straw』は要注意!で、ざっと確認したところ、Apple Musicは音源の順番は正しいのにトラックリストが違い(だから下のリンクも曲名違ってます。。)、Spotifyもトラックリストが違うものの音源とは対応しています。ややこしいので歌詞データを見ながら確認した方がいいかもしれません。こんな意味不明なミスもあるんですね。。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

White Death

White Death

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