※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のハード・ロック・バンド、 イースト・オブ・エデン(EAST OF EDEN)が、2023年にリリースした1枚目のEP『Forbidden Fruit -1st piece-』の1曲目に収録。
先回のジャパメタ括りで、注目の新勢力ガールズメタル系の中からLisa-XのKOIAIをご紹介しましたが、昨年EPが出たときに新作レビューしようとしてすっかり失念していた(汗)イースト・オブ・エデンもいってみましょう~。
メタル系のガールズ・ロック・バンドが、ブームを超えて当たり前のように次々登場するのは、それだけ「ビジネス」として美味しいからなんでしょうが、ライヴシーンから自然発生した有望バンドがたくさんいるはずもなく、売れるべく「狙って」机上でつくることになりますね~。
メタル界隈ではラヴ・バイツの成功で味をしめたV社が、新たに送り出したのがイースト・オブ・エデンです。ソロやバンドリのモルフォニカで、すでにお馴染みの美形バイオリニストAyasaのもとに、選りすぐられた女性アーティストが結集!したというストーリーですけど、大人達があーでもないこーでもないと言いながら作り上げた様子も目に浮かぶようです(笑)。
他のメンバーは、アイドルグループ、プレディアのメインボーカルだった湊あかね(Vo)、インストのハードフュージョンバンド、ディー・ドライヴでお馴染みの美形ギタリストのYuki、元コロナナモレモモの、わかざえもん(B)、ロンサムブルーやアニソン系の仕事もしてきたMIZUKI(Ds)の5人組。
音楽的にはAyasaのヴァイオリンをフィーチャーしつつ、シンフォニック、キャッチー&メロディックでちょっぴりハードに仕上げた、モルフォニカの上位互換といった印象もしますが、結果アウトプットされたモノの完成度のなんとも高いこと(驚)。
出来過ぎの楽曲から、MV、バンドイメージに至るまで、メタル、J-POP、アニソン、国内外、いずれのファン層にも響きそうな絶妙に完璧に計算されたプロデュースがなされています。
この全部てんこ盛りにした満腹定食感(笑)を素直に凄い!ととるのか、作り込みすぎととるのかで受け止め方が分かれそうですね~。個人的にはYukiをガールズバンドで活用するのが5年遅すぎた感がしますし、ヴァイオリンが入ると画一的に聴こえてしまうので、鍵盤アレンジで聴きたいと思える楽曲もありました。
今回ピックアップした「Evolve」は、イースト・オブ・エデンの挨拶代わりにはぴったりな、入れたい要素全部盛りのハード・ロック・チューンです!Apple Musicにアップされてますけど、やはりMVで観聴き方が印象は格段にいいですね~。
まだスタートラインですので、リアルなバンドとして胎動していけるのか、今後に注目してみたいと思います。
ぜひ、一度聴いてみてください!
MVはこちら!