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【楽曲紹介】レイヴン(RAVEN)「Mind Over Metal」

※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!

 

イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、 レイヴン(RAVENが、1983年にリリースした3枚目のアルバム『All for One』の2曲目に収録。

 

かなり以前にレイヴンは駄盤括りでご紹介したので、今回はメタルタイトルでいってみたいと思います。


NWOBHM勢の中でも、とりわけスピードとパワーに全集中したサウンドで、熱狂的な支持を集めたレイヴン。この『All for One』では、直球一辺倒なだけでなく、ミッドテンポの楽曲も巧妙に織り交ぜつつ、緩急自在なお得意の”アスレティック・ロック”(アルバムの曲名でこのキーワードが登場しましたね)を披露しています。

 

マイケル・ワグナーとウド・ダークシュナイダーが手がけるプロダクションの素晴らしさも相まって、完成度はずば抜けていますね。ジョン&マークのギャラガー兄弟の持ち味が最大限発揮されているのはもちろん、ワッコのヘヴィかつタイトなドラミングの気持ち良いこと!レイヴンの最高傑作に挙げるファンがいるのも頷けます。

 

にも関わらず、当時のミュージックライフ誌のレビューでの酷評は、よく知られたところです。これじゃあ家庭内暴力のBGMだ、みたいなことを書いてましたね。確かにジョンの壮絶なシャウトは好き嫌い別れるかもですが、楽曲やリフ自体は軽快で、ちゃんと聴けば意外にもキャッチーです。

 

当時はレビューを信じてしまい(筆者もそうでした、、、)聴かず嫌いの人がいたんでしょうけど、今はストリーミングで気軽に聴いてみて、自分で判断できますので、つくづくいい時代になりました!

 

今回ピックアップした「Mind Over Metal」は、レイヴンの数ある楽曲の中でも人気の高い、ハイパーなエナジーを放出するメタル・チューンです!サビはシンガロングしたくなりますし、自然と身体が動いてしまうようなノリの良さは、”アスレティックメタル”の極みですね〜。

 

ノリ一発みたいに見られがちですけど、スリーピースが一体となったブレイクの仕掛けや、ブリッジのちょっと変態なコードワークとか、楽曲アレンジの随所に一筋縄ではいかない小技も効いていて、ミュージシャンとしての高いアビリティを感じさせてくれます!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Mind over Metal

Mind over Metal

  • provided courtesy of iTunes

 

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