※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
スウェーデンのヘヴィ・メタル・バンド、オーヴァードライヴ(OVERDRIVE)が、1983年にリリースした1枚目のアルバム『Metal Attack』の5曲目に収録。
ヨーロッパに代表される、透明感あるメロディアスな北欧メタル系の登場以前、NWOBHMに直接影響を受け、北欧由来のヴァイキングマインドもほのかに醸し出す正統派メタルバンドが幾つも登場しました。オーヴァードライヴはそうした代表格のひとつと言えますね。
80年にパラダイズのギタリストだったジャンヌ・スタークらによって結成されたオーヴァードライヴは、デモに始まる音源制作を重ね、本デビュー作をリリース。さらに翌年にはレベルアップした『Swords And Axes』を矢継ぎ早に繰り出し、その名を知らしめました。
日本では、95年にサウンドホリックから上記2枚が初CD化されるまで日本盤も出ておらず、マニア御用達の印象は否めませんでしたが、活動停止や再結成を繰り返しつつ、2013年には熱心なマニアの応援もあり、まさかの来日公演まで実現しています。
他のマニアックなバンドと違うのが、ジャンヌがただのバンドマンではなかった点ですね。オーヴァードライヴに加え、ロコモーティヴ・ブレスなどで活躍する一方、作詞、作曲、エンジニア、アートワークなども担当。多彩な才能を見せています。その最たるものが、音楽ジャーナリストとしての顔でしょう。
ジャンヌが記した「Encyclopedia of Swedish Hard Rock And Heavy Metal」はスウェーデンのメタルシーンのすべてを網羅した決定版といえる事典的内容で、改訂を重ね世界中のメタルマニアに読まれています。
今回はメタルタイトル括りで、アルバムのタイトル曲でもある「Metal Attack」をピックアップしました!ミッドテンポの何の変哲もないメタルチューンで、メロディがよくわからないヴォーカルのヘタウマさには閉口しますけど(汗)、、次第にテンポアップしていく展開がクールですし、最後にはやっぱりこういうメタルは憎めないなあ~と、好印象が残るのが不思議です(笑)。
ちなみにアルバムにはよりアップテンポでクールな楽曲もあるので、合わせてチェックしてほしいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!