※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ハード・ロック・バンド、 オンリー・チャイルド(ONLY CHILD)が、1988年にリリースした1枚目のアルバム『Only Child』の6曲目に収録。
メロハー好きの間では、ソロアーティストとしての方が認知されている、ポール・サブー。お世辞にも日本HM/HRファンの間では、メジャーな存在とは言えませんけど、プロデューサー、シンガーソングライター、ギタリストとマルチに活躍。様々な有名アーティストと仕事も多数こなしながら、確かな実力を持ったメロディ職人として、一定の評価は得てきました。
そんな多才なポールが、自身のバンドとして満を持して送り出した作品が、このオンリー・チャイルドでした。デビュー作はおそらく当時日本盤化されておらず、次作がゼロコーポレーションから96年にこっそり発売されています。
ストリーミングでは、ボーナストラック入りヴァージョンのデビュー作のみが聴けますが、88年という煌びやかな時代に相応しい、メジャー感を堂々と漂わせたアリーナロック系メロハーを、存分に味わうことができます。当時のケラング誌のレビューでは、高い評価受けたようですね。
ただ正直なところ、決め手に欠けると言うか、クオリティが高いのに、通して聴くと煮え切らない感じも否めないんですね。。その辺りがブレイクしなかった要因かもですが、例えて言うなら、初期のハウス・オブ・ローズ辺りを聴いて受けた感覚に近いかもしれません(笑)。
その中でも今回ピックアップした「I Believe in You」は、当時のボン・ジョヴィ・シンドロームを良い方向に作用させた、良質なメロディに彩られた佳曲です!イントロのフレーズ一発で、ボン・ジョヴィを想起しない人はいないでしょうけど(笑)、純粋に楽曲が優れているので、パクリと言わずに素直な気持ちで楽しめるでしょう!
ポールの少しハスキーな声質は実に味わい深く、Y&Tのデイヴ・メニケッティ辺りを彷彿とさせますね〜。情感豊かで非凡な歌唱力も相まって、楽曲の魅力を何段階も高めてくれています!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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