※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のロック・ギタリスト、鈴木賢司が、1983年にリリースした1枚目のEP『ELECTRIC GUITAR』の1曲目に収録。
前回ジャパメタ括りでご紹介した”ジェットフィンガー”横関敦から、ふと頭をよぎったのが今回の鈴木賢司の存在でした。80年代の前半当時、鈴木がデビュー前後に”天才ギター少年”と騒がれていたのを思い出しますね。
ハードロック寄りのテクニカルなギターも弾いていたので、確か当時は、ジャパメタのフェスにも無理やりラインナップされていたような?気がします。ディープ・パープルの前座もやってますね。ということで、どんどん拡大解釈しているジャパメタ括りでご紹介しましょう〜。
鈴木が初の音源を世に送り出したのは、まだ19歳ですから、その早熟ぶりには驚かされます。この時代は、メガネにツンツンの短髪、ポップなコスチュームという、およそロックっぽくない風貌なのに、白いストラトキャスターを駆使して、凄まじい速弾きやタッピングを繰り出すギャップが、妙にインパクトを与えました。
メタルとの繋がりで言うと、伝説のメタルTV番組「PURE ROCK」に登場するマペット、ガスの兄貴の声を鈴木が担当していたのは、意外なキャリアと言えますよね。あの特徴あるダミ声、結構好きでした(笑)
今回ピックアップした「SPARKS!!」は、ソロとしての記念すべき1曲目で、若さにまかせたテクニカルな速弾きやタッピング、アーミングを駆使した、鈴木のギタリストとしての力量を知らしめるハードなイントゥルメンタル・チューンです!個人的には、高崎晃のソロとかと同列で、ジャパメタとして聴けちゃいますね(笑)。
正直、その後の鈴木キャリアについて、最近知ったほどなんですが、ソロ作のリリースを重ねた後、渡英し苦労を重ねながらも、現地で人脈を築き上げ、シンプリーレッドをはじめ数多の有名アーティストと共演し、活躍しています。驚きと尊敬の念を感じますね〜。今もロンドンに在住し、80年代当時とは見違える長髪で、貫禄たっぷりのロックギタリストっぽい風貌に変身しています!
80年代のソロ作もメタルとは程遠いですが、ストリーミングでチャレンジしてみてはどうでしょうか?あ、Apple Musicの登録名の漢字が間違えてるのでご注意を〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!