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【楽曲紹介】グレッグ・マティソン・プロジェクト(Greg Mathieson Project)「Bomp Me」

※歌がなくても魅力的!HM/HRインストゥルメンタルの世界を紹介します。

 

アメリカのキーボーディスト、 グレッグ・マティソン(Greg Mathieson)が、グレッグ・マティソン・プロジェクト(Greg Mathieson Project)名義で1982年にリリースしたライヴアルバム『Baked Potato Super Live』の1曲目に収録。

 

本作は再発時に、”演奏系AOR”なんて言うキャッチフレーズがつけられている通り、もちろんメタル系作品ではないものの、収録内容からAORではなく、敢えてメタルインスト括りでご紹介したいと思います!

 

LAのスタジオシーンで、ラリー・カールトンドナ・サマーら数多くの有名アーティストとの仕事をこなしてきた名手グレッグ。本作には、LAのノースハリウッドにある有名ライヴハウスベイクドポテトで、彼が仲間を集めてライヴセッションを行った模様が収められています。

 

メンバーにはTOTOスティーヴ・ルカサー(G)、ジェフ・ポーカロ(Ds)に、ロバート・ポップウェル(B)と言う凄腕が集結し、エンジニアをジェイ・グレイドンが担当。実況盤とはいえ、LAスタジオ人脈系のAOR好きなら、マストなアイテムでしょう。

 

ここまでなら、メタルファンには用無しな1枚に思えますけど、今回ピックアップした「Bomp Me」は、HM/HRに負けないエナジーが充満した必聴のインストチューンです!発売当時、ラジオでオンエアされたこの曲をエアチェックし、メタルを聴く感覚で(笑)、何度もリピしましたね〜。

 

ルークの歪みまくったコードワークが鳴り響いた瞬間、一気にライヴ空間に引き込まれ、ジェフ独特なグルーヴ感溢れるリズムが軽快に走り出し、ロバートやグレッグも見事に呼応していきます。

 

これでもかと弾きまくるルークのリードプレイは、当時のTOTOでは見られないハード・ロック・ギタリストとしての姿を露わにしてくれます。手数の多いフィルとシンバルワークを入れまくる、ジェフのタイトなプレイにも惚れ惚れしますね〜。

 

7分40秒と言う長尺を全く感じず、聴いた誰もがこの場に居合わせたかった!と思える、インストライヴのまさに名演でしょう。本作は驚くことに日本のみの発売で、ストリーミング解禁されていないものの、以前お送りしたキーン同様に、82年のアメリカのティーンエイジムービー「Zapped!」のサントラ盤から、ストリーミングで聴くことができます!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Bomp Me

Bomp Me

  • provided courtesy of iTunes

 

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