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【楽曲紹介】ワイルド・フラッグ (WILD FLAG)「Play for the Night」

※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!

 

日本のハード・ロック・バンド、 ワイルド・フラッグ (WILD FLAG)が、1993年にリリースした2枚目のアルバム『Wild Land』の7曲目に収録。

 

90年のVOW WOW解散は、今思い返しても多くのジャパメタファンにとって、本当に残念な出来事でした。それは当事者である山本恭司も同じ、いやそれ以上に残念だったことが、後年の述懐を見ても伺えます。

 

ぽっかりと心に穴が空いた状態で、山本が次なる展開として結成したのが、ワイルド・フラッグでしたね。ひょっとしたらBOW WOW名義を復活させるのか?とも想像してたので、山本が過去を振り返らず、新たに挑戦する気概が見てとれました。

 

メンバーは山本に加え、満園庄太郎(B)、英二(Ds)の兄弟によるリズム隊を加えた編成。まさに”パワートリオ”に相応しい、バンド名を象徴するかのごとき”ワイルド”に暴れまくるハード・ロックを標榜していました。

 

徹底した構築美に拘ったVOW WOWのハード・ロックとは、まさに対極と言えるスタイルでしょう。山本がヴォーカルを兼任しているので、BOW WOW時代に戻った感覚があるものの、またひと味違いますよね。3人のインタープレイと息遣いが聞こえてきそうなプリミティヴなサウンドが、むしろ新鮮な印象を与えてくれます。

 

今回ピックアップした「Play for the Night」は、ワイルド・フラッグの中でも比較的アップテンポでぐいぐい攻めていくヘヴィ・メタル・チューンです!トリオとは思えぬ迫力は、パワー・メタルと呼びたいほどで、日本のアンセム辺りを彷彿とさせるのが興味深いところです。

 

山本の荒れ狂い、そして嘶くギタープレイの表現力は圧巻ですし、それに食らいついていく満園兄弟のプレイも、さすがに山本が見初めただけありますね。結局、3作だけを残してBOW WOWに吸収されていくわけですが、山本にとってはハード・ロックの原点を再確認できた意味は大きかったでしょう!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Play For the Night

Play For the Night

  • WILD FLAG
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

CDはこちら