※古きを聴いて新しきを知る。遠い昔になった時代の楽曲を振り返ります!
イギリスのロック・バンド、バッド・カンパニー(BAD COMPANY)が、1979年にリリースした5枚目のアルバム『Desolation Angels』の1曲目に収録。
バッド・カンパニーの代表作といえば、全米1位を獲得したデビュー作にして歴史的名盤『Bad Company』であることは、異論を挟む余地もないんですが、個人的にはこの『Desolation Angels』が一番思い入れもあり好きなアルバムです。
やはり後追いで聴いたデビュー作とは違って、洋楽を聴き始めた頃にリアルタイムで出会った作品という点が大きいですね〜。今回ピックアップした「Rock'n Roll Fantasy」は全米シングルチャートで13位まで上昇し、今となってはバッド・カンパニーの代表曲のひとつですけど、当時の洋楽チャート番組でランクインしていたのをエアチェクしつつ何度も聴いていたので、とりわけ思い出深い1曲です。
ポール・ロジャースが歌う、キャッチーなサビメロが印象的で素晴らしいのは勿論なんですが、何と言ってもこの曲のキモは、幾度となく繰り返されるミック・ラルフスのトリルを駆使したギターフレーズでしょう〜。
シンプルなギターテクニックにも関わらず、ここまで楽曲の中で効果的に盛り込んで聴かせるのは、凄いことだと改めて思いますよね。ギターを昔買ってはじめて弾いた時に、真っ先に真似してみようとしたフレーズのひとつです(笑)。ちょっとエグいギターサウンドもマッチしてますね。
ヒプノシスによる、シティポップス風のお洒落なジャケットデザインが象徴するように、ブルージーで味わい深いテイストをしっかり残しながらも、新時代の80年代を意識した聴きやすく洗練されたサウンドにアップグレードしているのがいいですね。
当時は最新だった電子ドラムの響きが、今となってはレトロに感じられるのは面白いところです。いずれにせよ、HM/HRファンに最も馴染みやすい楽曲のひとつでしょう!
バッド・カンパニーのSpotifyの再生回数としては「Fell Like Making Love」が約1億4000万回!とスゴイことになってますけど、この曲も現時点で2100万回を超えてます。
ぜひ、一度聴いてみてください!