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【楽曲紹介】D.R.I.(ディー・アール・アイ)「Tear It Down」

※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュ / デス・メタル系を紹介していきます。

 

アメリカのクロスオーバー / スラッシュ・メタル・バンド、D.R.I.(ディー・アール・アイ)が、1987年にリリースした3枚目のアルバム『Crossover』の2曲目に収録。

 

「Dirty Rotten Imbecilles!」の略称で名付けられたD.R.I.は、元ハードコアパンクバンドのメンバーが集まり、82年にテキサス州ヒューストンで結成され、のちにサンフランシスコに拠点を移しました。当時、カート・ブレヒト(Vo)の実家で練習していると、苦情殺到!レベルの轟音を吐き出していたようですね(笑)。

 

82年末には『Dirty Rotten EP』をリリース。収録時間わずか約18分に全22曲を詰め込んだ、まさに黎明期のスラッシュメタルハードコアパンクを「クロスオーバー」した歴史的な作品で、アンスラックス、ニュークリア・アソルト、スイサイダル・テンデンシーズ等、のちの同型の大御所に、多大なインスピレーションを与えました。

 

日本では専門誌レビューで1点(笑)と、全くその存在価値が理解されませんでしたが、D.R.I.は時代の先端を行き過ぎたんでしょう。ちなみにストリーミングでも聴けますので、未完成ながらも改めて初期衝動の凄みを確認してほしいですね。

 

その後、95年まで音源リリースを重ね、ライヴ活動は今もなお継続中ですが、個人的に一番なのは、やはり本作『Crossoverでしょう。そのタイトル通り、クロスオーバーの先駆者としての意地が感じられますし、単純にこのピクトマークとジャケットが大好きで、今でもTシャツを着たいデザインですね(笑)。

 

今回ピックアップした「Tear It Down」は、スラッシュ色を強め、猛烈な勢いでけたたましく疾走するハードコアとスラッシュ・メタルのクロスオーバーチューンです!破綻寸前で刻まれるリフとリズムのテンポチェンジの切り替えもスリリングで、この手のサウンドのまさにプロトタイプと言えます。

 

全編一気に聴くと、ぶっちゃけ疲れちゃいますので(汗)、どれも激走してますので1、2曲聴いてスカッ!とするのが正しい楽しみ方かと思います!それにしても、日本盤化されたのは遅く、2年後の89年でしたか。。

 

ちなみに本作はなぜかSpotifyにはリストアップされておらず、、Apple Musicで聴くことができます。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Tear It Down

Tear It Down

  • D.R.I.
  • ロック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes