※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、リジー・ボーデン(LIZZY BORDEN)が、1985年にリリースしたライヴアルバム『The Murderess Metal Road Show』の13曲目に収録。
リジー・ボーデンはかなり以前に正統派のメタル括りで1曲ご紹介していました~。
キャラが濃すぎるフロントマンのリジーを核とする、特異なバンドイメージ維持しつつも、2枚目、3枚目と次第にスケールアップしていき、どれも良質な作品を連発してくれましたが、個人的には今聴き返してもデビュー作『Love You to Pieces』は出色の出来で一番気に入っています。
楽曲やリジーをはじめとするメンバーのパフォーマンスも、デビューとは思えぬ素晴らしさなんですが、クリア&タイトに響く当時のメタルブレイドらしからぬ(汗)良質なサウンドプロダクションが、その良さを何倍にも増幅してるんですよね~。
エンジニアはランディ・バーンズですが、セルフプロデュースということで、自らをプロデュースする能力に長けていたんでしょう。のちのマックス・ノーマンのやり過ぎプロダクション(笑)と比べても良いと思えますし、何より40年も経った今も古さがまったくありません。
そうした諸々もひっくるめて『Love You to Pieces』はとりわけ未だに愛聴盤ですけど、「メタル」がつくタイトルの楽曲もその5曲目に収録されているので、今回はリジー・ボーデンの代表曲のひとつといえる「American Metal」をピックアップしました!
ミッドテンポながら程よくノリの良いメタルリフは、ヘッドバングを誘いますね~。シンガロング必至の「American Metal!」のサビもかっこいいんですが、メイデン風のツインギターを伴いつつ、テンポチェンジして疾走を開始する中間部の展開は鳥肌モノですよね~。
今回はスタジオヴァージョンはなく、ライヴでこそ映える1曲ということで、あえてライヴヴァージョンの方を貼ってみました~。リジーのライヴならではの強烈なスクリーミングシャウトは凄まじいですね。オーディエンスとの掛け合いはこぶしを突き上げている様子が浮かんできそうで、激アツな気持ちにさせてくれるでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!